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読書感想文#17

今回はブレイディみかこ著 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読みました。

もともと買うつもりなく、本屋さんをぶらぶらしてた時にたまたま目に入って買ってしまいました。

一生モノの課題図書?なにそれ!面白そうやんって感じで即決しました笑


最近読んだ本の中でも、No.1に考えさせられる本でした。大人から子供までどのような人にもオススメできる一冊です。

特に印象に残ったのが、他人の靴を履いてみることというフレーズ。

最近では、アメリカのミネソタ州で黒人の男性が、白人の警察官に殺されるという事件が起こりました。

アメリカでは、大きなデモ活動が起こっており、遠く離れた日本でもInstagramのストーリーなどで、#blacklivesmatterに参加している人なども多数見かけました。

こういった行動に参加することはとても良いことだと思います。ですが、今回私は参加しませんでした。

なぜかというと、一つ視野を広げてみると、実際に私自身はアメリカの黒人差別をダメだと言えるほど、当事者意識を持って暮らせているかということを考えました。

その流れが起きている時だけ、いかにも考えているようにそのような行動をするのは違うのではないかと思いました。

勿論、普段からそういうことを学び考えている人も多数いると思います。そのような人たちが#blacklivesmatterに参加することについては異論はありません。

しかし、自分を振り返った時にそこまでできていたかと言われると、正直そうとは言えませんでした。まだ自分は黒人の方の靴を履けていないなと思いました。

なので、これを機に考えていくことが今私にできることかなと思いそのような決断にしました。

黒人と白人と言った分かりやすいものから、私たちが気づかぬうちに差別をしてしまっているかもしれないものまで、レイシズムや差別というものは様々です。

そう言った中でこそ、自分たちと違う立場や、違う意見を持った人々の気持ちを考えること。

つまり、他人の靴を履くということが我々にとても大事なんだなということを感じました。

著者の息子さんが、何気なく吐く一言一言に考えさせられ、

まだまだ自分はそう言った物への理解や関心というものが足りてないんだなという気持ちになりました。

これから、もっとエンパシーを磨いて行こうと思います。これは生きていく上でとても大切なことだと思います。

この本に出会えてよかった。考え方が変わった。

まだ読んだことない人は読むべきです。なるべく若い時に読んでほしい。

そう思える本でした。

#ぼくイエ #ブレイディみかこ #読書 #課題図書 #読書感想文 #大学生


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