![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/44762387/rectangle_large_type_2_4b9f570cc71f393a4ded506ee96a4626.png?width=800)
読書感想文#33〜悩んだ分だけ君はもっと高く飛べる〜
2月の読書、1冊目は森岡毅さん著「苦しかったときの話をしようか」です。
〜ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」〜
サブタイトルにもある通り、働くことの本質が書かれていました。
帯にもキャリアに悩む全ての人に役立つ本質的ノウハウと書かれており、就活生が読むべき本でも名前が上がってくる本。
就活生、転職を考えてる人などにおすすめの本です。
私も、4月から3回生になので、そろそろ就活を始めようかと考えていることもあり、この本を手に取りました。
この本を読んだことで、今まで「働くこと」というのがモヤモヤしたイメージくらいにしかなかったのですが、それが多少は具体的にイメージができるようになりました。
それでは、いくつか印象に残った箇所を紹介したいと思います。
1.自分の中に「軸」を定めよ
やりたいことが見つからないのは、自分の中に「軸」がないからだ。
大学生になって社会人になる時期が近づいたら、やりたいことが勝手に見つかると思ってる人多かったのではないでしょうか。
私もその一人で、大学3回生になった今でも、はっきりとはやりたいことが見つかっていないのが現状です。
やりたいことが見つからないのは、自分が世界について知らないのではなく、自分を知らないことが問題だと筆者は言う。
つまり、自分の中に「軸」がないことが問題なのだ。
自分のキャリアを考えていく上で、「軸」はとても重要になる。
判断軸、優先順位の軸…
優先順位をつけることの大切さはエッセンシャル思考でも多く語られていた。
人生において、自分の中に「軸」を定め、優先順位をつけることはそれだけ大切なのであろう。
中には、今「軸」を定めても、近い将来変化するので意味がないのでは?と思う人がいるかもしれない。
しかし、それはそれでいいのだ。価値観が変化すれば、その都度、ベストな軸を定め、キャリアをアップデートしていけばいい。
最初から最後まで揺るぎないキャリアを生きている人はなかなかいない。
様々な経験をしていく中で、最も大切なものは変わる。
皆さんも、これまで生きてきた中で、好きなもの、大切にしているものが様々変化してきたと思う。
まずは、今現在の自分の中に「軸」を定め、それに従って企業選びをすることが就活の第一歩になるだろう。
2.自分自身のスキルを磨こう
テレワーク、リモートワークが急速に広まる中、企業側も採用に関する考え方に変化が見られる。
従来はメンバーシップ型雇用が中心であったが、少しずつジョブ型雇用へと移ろうとする動きが見られる。
そのような中でも、個人のスキルを高めることはとても重要になります。
会社に依存しすぎてしまうことはとても危険です。
会社と結婚するな、職能(スキル)と結婚せよ!
その中でも、本書では会社よりスキルが大切な理由を2つあげています。
1つ目は、どんな会社もにも安定はないということ。
今は安定しているように見えても、10年後や20年後はどうなるかはわかりません。
そして、2つ目は、スキルこそが、相対的に最も維持可能な個人財産だということ。
家、お金、配偶者までもが無くなってしまう可能性は0ではありません。
しかし、スキルというのは永遠ではないが、時代に合わせたアップデートを怠らなければ、最も永続性高く頼りになる武器になります。
この話を聞いて、祖母に「知識だけは人から盗まれない、だからちゃんと勉強するのよ」ということを言われたことを思い出しました。
3.君の年収を決める法則
年収を決める3つのドライバーが紹介されています。
1つ目は、「職能の価値」。
モノの値段が決まるのと同様に、その人が持つスキルに対する需要と供給で年収が決まる。
2つ目は、「業界の構造」
例えば、年収の比較的高い業種と言われる金融業などと年収の比較的低い業種と言われる飲食業を比べてみると差が出ることは明らかです。
業種を選ぶ時点である程度の年収は決まってしまう部分があります。
また、同業者は大体同じ年収になります。なので、同業界の似たようなポジションへの転職は年収という面ではあまり変化がないかもしれません。
そして、3つ目は「成功度合いによる違い」
当たり前ですが、同じ業種でも、成功度合いによって年収は変わります。
その人がどれだけ重要で代替不可能な能力を有しているかによって決まります。
この代替不可能性というのは、これからの時代AIが人間の職を奪っていくと言われている中でキーワードになりそうです。
その人でないといけない、その人だからという代替不可能性があれば、AIに仕事が奪われてしまうことは滅多にないでしょう。
それに対して、この人の代わりはいくらでもいるよねと言われるような状態だとすぐに職が奪われてしまうかもしれません。
このように、さまざまな要因で年収は決まってくるわけですが、年収の期待値を知った上で、それでも自分にとって情熱を持てる好きな仕事を選ぶべきだと筆者は語ります。
つまり、年収と自分がやりたいと思える仕事のバランスを考えろというわけですね。
4.さいごに
ここまで3つ印象に残ったことを説明しましたが、これでもまだ第2章の内容までしか触れていません。
特に就活という目線でこの本を読み、読書感想文も書いたので、それに寄った感想になりました。
しかし、この本のメインの一つでもある、どのような時に森岡さんが苦しかったのかというのも重要な内容となっています。
そちらについては、こちらのYouTubeで分かりやすくまとめられているので、興味がある方は見てみてください。
この本は全部で6章構成になっており、なかなかに内容が濃く、読み応えのある本でした。
そして、読書をする上で本を読んだだけで満足してはいけないと思います。
ということで、今日は最後にこの本を読んだ上で何の行動をするのかということを決めて終わりにしたいと思います。
・人生の目的を見つけるための「理想状態からの発想法」を行う
・好きなこと(動詞)を書き出し、強みを見つけ出す
この2つをやりたいと思います。
今回の読書感想文では紹介していない部分なので、なんのこっちゃって感じだとは思いますが、気になった方は是非手に取ってみてください。
これで今回の読書感想文を終わります。ここまでお読みいただきありがとうございました!
いつもありがとうございます。これからも夢をかなえるために頑張っていきます。