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【アカデミックスキルズ⑰】プレゼンを成功させるには?

こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクの院生スタッフです。前期の授業が終わり、試験やレポート課題の提出に追われる時期でしょうか。

試験やレポート作成は慣れている方も多いと思いますが、みなさんはこれまでに”プレゼン”を行ったことはありますか?

大学に入って、授業やゼミなどで発表を行う機会が増えて、プレゼンって難しいなあ…と感じている方も多いかもしれません。

では、一体どのような点に気を付ければプレゼンが上手に出来るようになるのでしょうか?

今回はプレゼンの基本的なポイントについて説明します。

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対面形式でのプレゼンのポイント

 プレゼンを成功させるためには、事前準備や練習がとても大切になります。特に新入生の方は、絶対にぶっつけ本番でプレゼンに臨んだりしないようにしましょう。以下の点に注意して、しっかりと練習を行いましょう!

①大きな声で溌溂と話すこと

 当たり前のことではありますが、大声ではっきりと話すことを意識しましょう。スライドはあくまで補助資料ですのでスライドに頼りきらないようにすることが大切です。

緊張するとで声が小さくなりがちですが、プレゼン内容の多くは口頭で伝えられるので、まずは大きな声で話すことを意識しましょう。大きな声で話すことで自身の緊張が解れてくることもあります。事前練習の際からしっかりと声を出すことを意識してみましょう。

②原稿を作成しないこと

 プレゼンの経験が浅い内は、事前練習時に本番で話し間違えなどのミスをしないように原稿を作成する方がいますが、原稿の作成はできるだけ控えましょう。

原稿は多くの場合において「書き言葉」になりがちです。しかし実際のプレゼンは聞き手の前で「話す」ことになるので、その際に書き言葉で話されると違和感があります。また、原稿があるとどうしても丸暗記したような抑揚の無い話し方になってしまい、聞き手が興味を失ってしまいやすくなる上に、伝えたいポイントが何なのかが理解されづらくなります。

そのため、プレゼンにおいては原稿ではなく、自分の言葉で自然に説明することを意識しましょう。手元にどうしても何かないと不安とうい方は、原稿ではなく、箇条書きのメモ程度のもの(レジュメ)を準備することをおすすめします。

③自分の言葉で話すこと

 原稿を丸暗記して話すのではなく、自分の言葉で話すことが重要だと②で述べましたが、自分の言葉で話そうとすると、しばしば言葉に詰まってしまうことがあります。

日常会話で考えてみれば分かりやすいと思いますが、考えながら話す場合、言葉に詰まったり、間ができてしまったりすることはよくあります。

プレゼンも同様で、自分の言葉を用いて考えながら話すと自然と言葉に詰まってしまうことがあります。その際に「ええと」や「あー」など、間投詞が多少入っても問題はありません。言葉に詰まることは自然なことですので、必要以上に恐れず、自分の言葉で自然に話すことを意識しましょう。

④分かりやすい「話し言葉」を用いること

 原稿を作成するべきでないという点についても②で述べた通りですが、分かりやすい言葉で話すことも大切です。

専門用語などはそのまま用いて構いませんが、それ以外の部分はなるべく理解しやすい言葉や簡単な言い回しを用いて発表を行いましょう。

例)×〜は看過し難い → ○〜は見逃せない

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オンラインでのプレゼンにおける注意点

  昨今の情勢もあり、近年はzoom等のソフトウェアを用いてオンラインでプレゼンを行う場面も増えてきました。オンライン発表ならではの注意点もありますので、オンラインでのプレゼンをする前は、以下の点も意識して事前練習をしましょう。

①カメラ目線を心がけること

 オンラインでプレゼンを行う場合、聞き手はスライドが表示されているパソコン画面を見てしまいがちです。しかしパソコン画面に目線を向けていると、聞き手には下を向いているように見えてしまいます。これを避ける為にも、しっかりとカメラを見て話すことを意識しましょう。

②身振りや表情を大きくすること

 オンラインでのプレゼンでは、発表者の身振りや表情が対面式のプレゼンに比べ伝わりづらいという特徴があります。更に聞き手がその場にいないため、発表者も自然と身振りや表情が普段に比べ小さくなりがちです。オンラインでプレゼンを行う際は身振りや表情を普段よりも大きく動かすことを意識しましょう。

③事前に使用機器や通信環境の調整をすること

 通常の発表においても使用機器の事前確認は必要ですが、オンライン発表ならではの事前確認が必要な機器もあります。特に重要なのはカメラとマイクの確認です。

カメラの画角などは本番前にしっかりと調整しておくことで、発表中の画角調整を避けましょう。マイクについては、パソコン内蔵のマイクの場合、音質が低い上に不要な音(環境音・タイプ音etc.)を拾ってしまう傾向にあるので、可能であれば有線接続のマイク付きイヤホンを使うことをおすすめします。

加えて、通信環境の確認も重要です。不安定な通信環境でプレゼンを行うと、音声の途切れ・映像の乱れ等が発生することがあります。

発表内容が優れていても、前述のような現象が発生すると、聞き手はどうしても発表内容に集中できなくなってしまいます。

このようなトラブルを避けるためには事前に通信環境を整えておくことが大切です。無線接続でも通信が安定していれば問題ありませんが、不安定な場合は有線でインターネットに接続することをおすすめします。

 対面とオンライン形式でのプレゼンの基本的なポイントを押さえて、事前練習を行うことで分かりやすいプレゼンを目指しましょう。

それでは、また次回!

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