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『PICU 小児集中治療室』ふんばれ、しこちゃん先生!

 明日、連続ドラマ放映から約1年半ぶりにSPドラマをやると知り、楽しみにしています!


 裏番組の新ドラマも気になっていますけれどね~(しょうがない、第1話はリアル視聴してみよう!)(笑)。

 ↑少しだけコメントしておくと、杏さんVer.の元祖『花咲舞』も好きでした。でも今田美桜さんVer.の「お言葉ですが!」も聞いてみたい。あと、相棒役が上川隆也さんから山本耕史さんに……どんな味変?(ワクワク)



 さて、ここから本命の『PICU 小児集中治療室』について。このドラマは、2022年10月期の月9ドラマでした。

PICUとは小児専門の集中治療室のこと。いわば“子どものためのICU”だ。連ドラでは、「大規模なPICUの運営は極めて困難」とされる広大な北海道で、武四郎が、丘珠(おかだま)病院PICU科長・植野元(うえの・はじめ/安田顕)ら先輩医師と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICUを作るため、そして、ドクタージェットの運用を実現するために奔走する姿が描かれた。

フジテレビ公式HPより

 実際に医学会HPを検索してみたら、2024年4月現在、北海道にあるPICUは札幌市にある1件のみです。ちなみに四国地方も香川県の1件のみ……。子どものうちに集中治療室に入るほどの怪我・病気を患うのは、全体から見ると稀な方なのかな。でも、改めてデータとしてみると不安になりますね……。

 事実、第1話の序盤で、病院が遠すぎて間に合わず、亡くなってしまう子どもがいます。

『PICU』は、月9だからって都合よく奇跡的に助かるわけなんてない、どちらかと言えばリアル主義展開な気がします。だからと言って厭世的とか皮肉なメッセージはなく、その悲劇に対して、じゃあどうすれば良いのだろうと、ひたむきに向き合う、現実の医療現場の姿に近いものがある気がする。そして、誠実であるからこそ、温かくもあるドラマです。


 そんな北海道のPICUで働くのは、吉沢亮さん演じる「しこちゃん先生」こと志子田しこた武四郎たけしろう。真っ直ぐで熱意があって、時には喧嘩腰になるくらい頑固な一面も見せるけれど、涙もろいし、分かりやすいほど落ち込んだりもする、表情が豊かな先生。

 良くも悪くも素直な性格なんだと思います。
 ある意味、患者の子どもより子どもっぽいかも?(笑) でもそこが愛嬌にもなって、いじられキャラだし、子どもたちも向き合いたくなるのかな。

 あ、私はしこちゃん先生も好きですが、安田顕さん演じる植野うえのはじめ先生も好き。
 正直、医師メンバーでは一番かも! いつも淡々と柔和な物腰で仕事をする先輩医師なのですが、言葉や行動の1つ1つから、しこちゃん先生に負けないほどの小児科医としての熱意、そして使命感が伝わってくる。脚本のセリフが良いのか、役作りが良いのか……とにかく言葉の深みがすごい!

 こう書いていると、やっぱり連続ドラマ未視聴の人、視聴して欲しい、実際に実感して欲しいってなる(笑)。

 あと、しこちゃん先生の幼馴染グループのやり取りも大好きだったな~。4人組で男2人女2人、えっぶっちゃけ痴情のもつれとか発生しないのって思っちゃったんですが……ならないんですよねぇ~(笑)。

 むしろどこまでも清い!
 なんなら、南ちゃん(しこちゃん先生の母・大竹しのぶさん演)も一緒に、仲良し5人組~って感じが本当に良かった。尊いっ。

 南ちゃん……展開にもよると思うけれど、明日も観られるといいな! 少しでもいいから!


 連続ドラマ『PICU 小児集中治療室』、明日のSPドラマへの期待もさることながら、いろいろ思い出して心が一杯に満たされたので、私はもう満足でございます。

子どもたちの希望の星となれ!

 よかったら皆様も、ご覧になってくださいませ~っ!


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