本屋さんの本の本当について……
トップの写真……誰か見ただけで、ピンときますか？
これは本の表紙。この本の表紙。
全国各地にある、個性があって魅力的な本屋さんを推している本。本の帯も興味深い情報が満載でいいけれど、外してもこんな可愛いイラストで装丁されている。作り手の愛情を感じます。
写真を撮っている人が、撮られている写真みたいな。
あるいは空を飛ぶ鳥の視界のように、俯瞰した着眼点が面白い、1冊の本。
この本が出版されたのは2018年。
note内で「私の本棚」なるタグがあるので、書けないかな～とマイ本を眺めていたら見つけて、懐かしみが膨張したので綴る。この記事では1冊分しか書きたくないから、タグはつけないよ(笑)。
なぜこの本を語るのか
私が持っているのは、第2版。2018年10月1日以降のもの。寒い時期に買ったのは、よく覚えている。
そして、この本を買ったのは、まさにこの本に載っている本屋。本を持っている人は、38pを開けてみよう。
持っていない人は、スクロールしよう。
ちゃんと隣のページもちょっと映している私、偉い。
気になる人は頑張って調べて！
この『ブックスB』は、私のかつての生活圏内にあった本屋。大阪の環状線、JR弁天町駅から、徒歩3分くらいだったかな。
まぁ私はJRではなくて大阪メトロが主な移動手段だった。で、大阪メトロだけでいうと（環状線はわからない）、あの近辺、本屋が本当になかった。
「え、大阪市港区の人って本は読まんの？」って、住んでた頃は半ば本気で思っていた。九条に古本屋と、あと大阪ドーム横のイオンにはあったものの、イオンはまだ新しい方。他にもあるんだろうけれど、よくわからない。
その中で、駅近の『ブックスB』は奇跡みたいな存在で。しかも、なんとなく私が気になるラインナップで本が置かれてた。
最も特筆すべきは、本にも写るアニマルズ。
犬様1頭と、猫様2頭、まじで店内に鎮座していた。
静かに、ひっそり、いらっしゃった。
まぁ私が来店するのが夕方が多くて、リラックスしていたのかもしれないけれど、本を見るふりして私は「おおお……動じない」とか考えていた。
本屋には顔見知りばかりではなくて、新参者も訪れるわけで、それでも嫌がらずいてくれるのだから、私も撫でてみれば良かった。触ろうとしたら嫌がられたかもしれないけれど。本屋の人にも怒られたかもしれないけれど。
語られる本屋
現在『ブックスB』はありません。
いや、厳密にはないはず。
この本が出版された2018年秋、私は奇しくも引っ越していて、大阪府内ですが生活圏ではなくなる場所での生活を始めていた。
職場は『ブックスB』の近くにあったので、ちょくちょく寄っていたけれど、コロナ禍の休業要請の憂き目に遭い、私自身も転職を考えた時期でもあったので、しばらく行けなかった。
それで、確実な時期がわからないけれど、当時の職場の人から「もうあの本屋も閉めちゃったよ」と聞いたのが最後。
生活圏から離れてしまっていた私は「あ……そうなんだ」と思うしかない。はっきり言って、弁天町駅で降りる理由なんて、あの本屋と、本屋ついでのスーパーくらいしかないため、もう用はない状態で……。
あの時期は、外にいたらコロナ感染するくらいの強い恐怖に支配されていた時期でもあるので、わざわざ行って確かめる余裕もなく、近所に住んでいるその人の言うことを鵜吞みにするしかなかった。
そっか。店内狭めの個人経営店っぽいし、コロナ禍で閉めていてもおかしくない。うん、仕方ない……と、思うしかなかった。
店が閉まっただけで、犬様猫様はいなくなったわけではない。けれどこの本を、あの店で買ったときに、ちょっと嬉しそうにしている（ように見えた）お店の人にも、もう会えないのかと、切ない心を抱えて生きてきたの。
それなのに、真相は闇の中
あの、お恥ずかしながら先程調べた情報でして。
『ブックスB』で調べると、営業中ですと表示されまして。夜遅くまで開けていた店ではあったけれど……ええぇぇぇぇええ！？
混乱して鬼のように調べた。
2022年に経営している記述は見つけられなかった。でも、私が聞いたはずの時期よりは少し遅い時期でブログに取り上げられているし、何よりグーグルでは営業中。
うん？ 落ち着いて答えよう、ネットワーク？
2021年の間に「ブックスBに行ったよ♪」という記事はないので、閉まっている可能性は高いのだが、どうかね？ グーグルとフェイスブックとインスタグラムは揃ってグルかね？
フェイスブックとインスタグラムは、お店でやっていたけれど閉店の報告できていない＆削除できていない可能性はある（ネットに詳しい人がいなくて。そういう、のどかな雰囲気はあった）。
でもグーグル！ お前はどうなのか？
お前の「営業中」は真実か？ 今は営業外だけど！
ああああああ！
さっきまでしんみりして、メソメソしていたのに、とんだ事情でセルフツッコミ（本当に執筆中に知った）。
私的には、本屋に行けない事、あのモフモフ達は元気かという心配、コロナ禍で閉店した店がいっぱいあって、辛いこともあるけれど、なんか希望とかこれからあったらいいね、みたいなことを書きたかったのに！！
この状況が謎だよ！ なんだこれミステリーだよ！
時間が遅すぎて「今も営業してますか？」と電話する勇気も出なかったし！ 昼間でも掛ける自信ないけれど！
いっそ春になったら確かめに行こうかな。
桜の咲く頃にでも。
行って、閉店していたら、駅のマクドでてりたまバーガーヤケ食いして、ライフ（スーパー）で買い物して、帰るだけなんだけれど！
誰か教えてー。
あ、Twitterの方が、早くわかるのかな？
めちゃくちゃモヤモヤするけれど、今回はここまで。真相がわかれば、何かしらの形で書こうと思います！
ただ私は、思い出の本屋が載った本を、語りたかっただけなのに。
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