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コストダウンしたいけど「生産性」を何で測る?【withコロナ時代の介護経営】

了解自粛で収入が落ちたら、やるべきことの一つに「生産性向上」による「効率化」がありますね。今まで通りの売上を上げられないのであれば、コストを下げなければいけませんよね。

デイサービスのコロナ不況は4段階で解決する!では、ステップ1で「支出(出ていくお金)を抑える」を解説しました。このときは、社会保険料などの延納についてですが、いずれは支払わなくてはならないので、根本的な解決が必要ですね。

ICT化、ロボット化の目的は?

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ちょっと話が変わるのだけど、よく僕のところにいろんなメーカーから相談や売り込み(というと嫌な感じだけど、そうではない。。)があります。「まだ世の中にない新しいシステムを開発しました!これを業界に売っていきたい!」ってね。

そこまでは良いんだけど、ここからがまずいメーカーが多い。僕が「どこがすごいの?新しいの?」って質問すると、早速パンフレットを取り出して

・なんと◯◯畳まで自動で掃除ができます!
・スマホで簡単に記録できます!
・インカムを通して音声で記録できるんです!
・これ1台で200㎡まで空間除菌できます!

という具合に饒舌に説明します。とっても良い視点ですが、ここまでの説明じゃあ全然意味ありません。なぜならシステムを入れる理由は「性能の良い機械を入れる」ことではないから。

では目的はというと・・

・スキルの低い人でもできる
・コストが下がる
・売上が上がる

これしかないですよね。先ほどのメーカーさんの間違いに気づきましたか? まあ、わからないから僕のところに相談に来てくれたんだと思いますから、仕方ないのですけどね。

生産性を測定してみよう!

今回の場合には、コロナウイルスの影響を下げるためにコストを下げたいわけだから、以下の作業をしてみよう。

1)1日、1週間、1ヶ月あたりで作業時間をどれくらい短縮できるか
2)短縮した時間で、どれくらいの人件費をカットできるか
3)導入コストをどれくらいで回収(償却)できるか

ある500㎡あるデイサービスセンターは、最近、床掃除ロボットを導入しました。費用は月に3万円。この施設は、月平均26日稼働なので、1日あたり1,154円(30,000÷26日)以上のコストダウンがなければ意味がありません。

それまでは、送迎から帰ってきたら清掃業務にとりかかるため、4〜5人が常に15分程度、残業していたそうです。しかし試験導入をしてみると、送迎中にロボットが床掃除をやっておいてくれるので、残業なしで帰れるようになりました。

仮に時給1000円だとして残業代は1250円。1,250円☓4人☓0.25=1250円。つまり、1日あたり約100円のコストダウン。1ヶ月にすると2,600円のコストダウンです。んー。。微妙ではありますが、利用者が帰ったあとでヘトヘトになった後の清掃業務は、スタッフの体力的な負担も大きいですから、導入を決定したそうです。

こんなように、何かのシステムや機器を「コストダウン」のために導入するのであれば、どれくらいの費用対効果があるのかを、ストップウォッチなどを使って必ず計測しましょう!

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