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マズローに日々の疑問を解決してもらった。その1-科学とは-

こんにちは! BeDo+からMegumiです。

ビジネススクールのあらゆる場面で、でてくるマズローの5段階欲求。
有名ですよね。その原書に挑戦することにしました!!

ボリューミーで言葉遣いもやや難解!
まだ読み始めたばかりですが、すでに感動の連続。
今まで他の本で読んで得た知見とも結びついたりして知識の連鎖も!今までもやもやしていたことがスッキリし始めています。

今回は1章より知識と、道筋がぱーっとひらけたことを共有したいと思います。

1章では”科学”とは何かが述べられています。

科学は、人間により創造され、更新され、維持される。

科学は全て客観的か?といったらそうではないのです。
極めて人間的な行動の結果、もたらされるものであります。

科学に関与するのが認知的欲求であることは明らかである。

科学は不断の好奇心の追求により誕生するものである、とのこと。確かにそうだ。日常の中で、この現象はどうなっているのだろう?という疑問とそれを解決するための欲求により、スタートする。もはやそれは衝動なのである!マズローは理性と衝動を二分するのは時代遅れと言っている。知性、それ自体が衝動なのである。両者は協働的なものである。

これまでの多くの発展や、今の生活を支えてるものも全て、人間の衝動から、合理的に体言化されたものであると改めて感じる。そして、一番最初に、その衝動にかられた人に感謝。
ニュートンの「なんでりんごはぼとっと地面に落ちるんだろう?
スティーブ・ジョブズの「現状への挑戦」「think differant」
彼らの衝動がなかったらと思うと、恐怖心すら感じる。

1章の中では、科学の多元的性質についても言及されている。

”すべての人にとって科学は何か重要なものがある。”
”科学に直接的に人間的目標を求める人がいる一方、内容を強調したとえ精密さにかけるとしても「重要な」事柄についてもっと知識を得たいという人もいる。また、新しい道を開拓して生きたい人もいれば、既にたどりついた領域を組織化し、整頓し、維持する定着者の仕事を好む人もいる”

”理想”は人それぞれで違うように、科学に関しての理想像も人それぞれである。個人の「重要なもの」の追求なのである。

ただし科学についての区分は次のようにわけられる。

①問題を探求し、問題を設定し、予想を促進し、仮説をたてる機能
②テストし、照合し、検証する機能
③組織化・理論化・構造化していく機能
④発達の歴史を広く調べ集める機能
⑤技術的側面(道具・方法・技術)
⑥管理・執行・組織的側面
⑦公にし、教育する機能
⑧人間が使用できるように応用する機能
⑨真価を認め、享受し、賞賛し、賛美すること

なるほど、科学の機能区分。これをみてると、あれ?
スタートアップ”もこのステップを踏んでいる!
BeDo+の誕生もこのステップをまさに歩んでいる。
今この社会にある課題は何か?、多くの人がWell-Beingになるためには?何が問題として隠れているのか?
チームでとことん話あって仮説を立てた。そして、仮説を検証するために、検証方法をデザインし、方法を考え、組織として動き、形にして始動。得られた知見に関しては一喜一憂しながら、享受し、次に繋げる。
自分たちはまさに”Well-Beingをもたらしたい!”という衝動から、行動にうつし、それを普遍化するための科学のステップを踏んでいたんだ。とちょっとわくわくした。

さらに

”このように機能が多様であることは、必然的に仕事の分化を意味する。なぜなら、個々が自分一人でこれらのすべての技能を兼ね備えることはほとんどできないからである。仕事を分化すると、いろいろな種類の人、さまざまな嗜好、異なる能力や技能が必要になる”

科学は一人では成し遂げられないのである。本にはオーケストラの例がのっている。トランペットを吹ける人、クラリネットを演奏できる人、ティンパニーを華麗に叩ける人がいるからオーケストラが成り立ち、素敵な音楽が奏でられる。どの組織もそうである。多様性から価値を生んでいる。

”我々は皆、科学においては補い合い、互いに必要とされている。もしすべての人が生物学よりも物理学を好んだとしたら、科学の進歩は不可能になるだろう”

結局一人ではやるべきものでもないし、成し遂げられない。
どんな組織でも個人の集まり、個人はそれぞれかけがいのないスキルを持っている。そのことをお互いに理解しあえばとんでもない価値共創がみられる!そんな希望が見えた。残念なことに、組織の中には、”できないこと”に対して、咎める人がいる場合もある。お互い補い合い、共創するものだという意識があったら、新しい価値が創造されるはずである。

幸福で安全で平静で健康な科学者は、不幸で不安定で問題のある不健康な科学者よりもすぐれた科学者であるといえよう。

Well-Beingな状態は、よりよい科学をして、新しいものを生み出していくのに不可欠なものである。

今日もWell-Beingを目指して、目の前のことに好奇心をもって取り組もう!

BeDo+は毎日社会に貢献するあなたの”Well-Being & Well-Doingを応援する”パートナーです。毎日Well-Beingの追求を行なっています。
詳しくはこちらからどうぞ。

景色を切り取る衝動にかられて、作品を残した流正之氏に感謝。

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BeDo+ By NU Japan CSO Megumi

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