コストコの入り口でヒトが必ずすることは何か
5/15のキングコングの西野さんのvoicyでパーキンソンの法則を紹介していたので、パーキンソンの法則とアウトプットの高め方について考察してみます。
パーキンソンの法則
まず、パーキンソンの法則とは何か。
パーキンソンの法則
英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソン(1909-1993)の著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』の中で提唱された法則
第一法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第二法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
少し難しい表現ですが、わかりやすく言うと「仕事の量は、完成の為に与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というもの。
つまり「人は空白があると埋めたがる習性」があるそうです。
コストコの入り口で人が必ずすること
voicyでは「買い物カゴ」の事例をあげていたのですが、人は買い物カゴを手にすると、なんとなく買い物カゴを埋めたくなり、ついつい余計な物まで買ってしまいたくなる心理が働くそうです。
つまりお店としては、客単価を上げるために買い物カゴを持たせるかがポイントであると。
その話を聞いて、僕がふと思い浮かんだのがコストコの大きなカートでした。
そこで、今日はコストコに行き、どれくらいの人が入り口でカートを押すのかを自分の目で確かめてみました。
日曜ということでかなりの人がいましたが、5分で50人くらいの人が目の前を通って行く中で、なんと全員があの大きなカートを押していました。
そもそもコストコは、まとめ買いをするために行くところなので、当然といえば当然の結果かもしれませんが、入り口で人にあの大きなカートを持たせるコストコの戦略を垣間見ることができました。
実際に店内でコストコのカートを押していると、パーキンソンの法則を聞いた後でさえ、ついついカートを埋めたくなっている自分がいてヒトのココロのクセを実感。
オンラインでの活用事例
コストコはリアルなお店ですが、このパーキンソンの法則をオンラインで仕掛けているサービスもあります。
それが「Amazonパントリー おまとめボックス」です。
1箱あたり390円の手数料がかかりますが、サイト内で「使用率」が表示される仕様になっていて、使用率が100%になるまで商品を1箱に入れることが可能となっています。
パーキンソンの法則を有効活用するには
ここまでの流れだと、なんとなくパーキンソンの法則は「人は空白があると埋めたがる習性」を悪用しているように見えますが、逆に見方を変えると自分にプラスに利用することもできると考えています。
それは「アウトプット」です。
『学びを結果に変える アウトプット大全』では、読書などでいくらインプットしても、アウトプットしなければ記憶として定着はしないということが書かれています。
これをパーキンソンの法則で考えてみると、自分の脳の中に強制的に「アウトプット」という箱を作ることで、箱の中を満たそうと日々の生活の中でインプットが増えるというではないでしょうか。
実際に、僕もnoteでの投稿(アウトプット)を始めるようになってから、日々仕事や読書などを通じて得られる気付きや思考(インプット)が増えてきていることを実感しています。
アウトプットの質を高めるには
今回はパーキンソンの法則の考察ですが、最後にアウトプットに関する本を紹介したいと思います。
『学びを結果に変える アウトプット大全』には、「アウトプットは何か」ということから、アウトプットの質を高める具体的なトレーニング方法などがまとめられています。
僕が読んだ本の中でもかなりわかりやすくまとめられていたので、アウトプットについて興味のある方はぜひ読んでみてください。
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