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メルカリで売れた商品を表示させる方が売上が伸びるのはなぜか?

レンタルスペースをはじめ、シェアリングサービスというものはプラットフォームを介して、個人間で価値を交換するというもの。

つまり個人がサービスの提供者になるということであり、自分が提供しようとする商品やサービスを相手にどうやって魅力的に見せることができるかが求められてきます。

とは言いながら、最初からうまくできる人は少ないですよね...

かくいう僕もnoteを始めたばかりなので、noteを通して伝えたいことはたくさんありますが、どうやって伝えると良いのかを日々悩んでいます。

そこで今回は自分の経験も踏まえて、レンタルスペースのオーナーさんがやってみると良い方法を1つ紹介したいと思います。


メルカリのSold商品の役割


今回のタイトルにもあるメルカリのSold商品について、面白い記事を見かけました。

メルカリでは既に売れた商品の画像の左上に「Sold」という赤く表示されています。

一見売れた商品なのだから、わざわざ表示させなくてもいいのに、なぜ売り切れた商品をあえて表示させている理由について、メルカリのメルカリの検索チームの責任者の森山大朗さんが解説しています。

実際にメルカリではユーザーの声を元にSold商品を非表示にしたりしたことがあるそうですが、その度に出品転換率(1人のユーザーが出品行動を取ったという行動)も減るし、ユーザーが買ったという行動も減ってしまったそうです。

その結果、結局取引総数も取引総額もすべて下がって、負のスパイラルに入る。それで慌てて元に戻すというのを何度も繰り返したそうです。

その中で、森山さんの行き着いた答えが出品しようとしたときに検索しているということでした。

つまり、検索画面は、買いたい人だけではなく売ろうとする人も見ていて、同じ商品を出品しようとする人が、実際に売れた商品が商品説明や出品価格、写真の撮り方を参考にしているそうです。

(ちなみに現在は「販売中のみ表示」というチェックボックスを付けているそうです)

当然、価格が大きな要素を占めているとは思いますが、実際に売れた商品には必ず売れた工夫やテクニックがあり、サービス内でユーザー自身が調べることができる環境があることで、出品者のレベルが上がり、購入者も増えるということです。

人気のレンタルスペースと自分のスペースを比較する

メルカリの話を読んでお気付きかと思いますが、レンタルスペースの場合は「人気のレンタルスペースをとにかく調べること」が大切ではないかと思います。

当たり前のことですが、人気のスペースも最初から人気があるのではなく、日々改善を繰り返し人気のスペースになっているということです。

もちろん、完全にパクるのは良くないですが、人気のスペースには人を惹きつける何かがあるはずで、それが何かを自分なりに考えてみることが大切です。

自分のスペースだけを見てその改善点を探すのは難しいですが、人気のスペースと比較することで、改善点は見つけやすくなると思いますので、ぜひ人気のスペースを調べてみましょう。

まとめ


人は最初から自分の個性を考えてしまいがちですが、最初こそ周りの人を観察し、自分が参考にできそうな人の行動や考え方を取り入れてみる。

そして、少しずつ自分なりの考え方が出てくるのではないでしょうか。

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