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好きな香りをなんとか言葉にしてみる

おはようございます。

瑞樹です。

前回の記事にスキをありがとうございました。

「大事なのは、他人の頭で考えられた大きなことより、自分の頭で考えた小さなことだ。」(村上春樹『スプートニクの恋人』)
という言葉も好きです。
自分のできることが小さいと感じた時に、背中を押してくれる言葉です。


中国や台湾と同様に、沖縄では旧正月を一年の始まりとして、お祝いする文化があります。

先日2月10日(土)は旧正月でした。
うちは祖母がいた時に比べると、盛大にお祝いはしなくなりました。
それでも一応縁起の良い料理をいただいて、今年の健康と幸せをお祈りします。

そのうちの一つが「ディンガク」です。


沖縄県産の田芋を使った料理のひとつです。

田芋は里芋の仲間で、原産地はインド東部・インドシナ半島の植物です。
琉球王朝時代に沖縄県に持ち込まれ、今でも「子孫繁栄」と縁起の良い食材で食されています。

沖縄を出て、初めて帰省した正月。気づいたことがありました。
それは、田芋の茹で上がる香りが大好きだ、ということ。

その香りは、表現が難しいのですが、敢えて言語化するならば

・蒸したさつまいもと蒸したじゃがいもを合わせたような香り
・土を感じる香り
・鼻の粘膜がポカポカと温かくなる香り


離れて暮らし始めてからわかる、郷土の良さというものはとても多くて。
そのうちの一つが、この香りでした。

田芋料理は色々ありますが、今日は父のリクエストにより、甘くねっとりしたディンガクを作りました。副菜のような、お菓子のような料理です。

琉球料理伝承人の公式レシピを参考に作りました。


包丁で皮を剥き
角切りにして


たっぷりの水量で下茹でをして
アクを除いて、湯切りをする
分量の水と砂糖・みりんを加えて
へらで潰せるくらいまで柔らかく茹でる
水気がなくなったら、木べらで潰しながら混ぜると粘りが強くなってきます
木べらから落ちないくらいにまとまる
塩はミネラルたっぷりぬちまーす

香りに癒されながらの料理。幸せなひと時でした。

ふわわ〜ん

好きな香りをめいいっぱい楽しむ。これもお料理の醍醐味。

長い人生で、ほんの一瞬の経験かもしれないですが、香りの記憶は一生の宝物だと感じます。
人生を豊かにしてくれます。

あなたには、なかなか言語化できない好きな香りってありますか?
よかったら、コメントで教えてください。


今日も食から人生を豊かにする。

そう信じて、過ごします。

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