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苦いはおいしい

あけましておめでとうございます。
2024年、初めての記事になります。

琉球ごはん 料理家の瑞樹です。

新年いかがお過ごしですか。
この前の七草粥の日。
うちでは、よもぎと豚肉をかつお出汁で煮込んだ
沖縄のお粥を作り、体を労わりました。
「ヤファラジューシー」という伝統料理です。


このよもぎが、それはそれは苦くて。
体に染み入りました。

「良薬は口に苦し」という言葉と、
以前に読んだ「苦味と美食のはなし」が頭に浮かびました。

前者は言わずもがな、よもぎの苦味は胃腸を労わる役割がある。


後者については、どこで読んだのか忘れてしまったのですが


・「苦味がおいしい」感覚は後天的に身につける
・その感覚を持つのは人間だけ
・繰り返し食べるほど、好きになるのが苦味
・美食には苦味は欠かせない要素である

そんな話でした。

沖縄には苦さを持つ食材が少なくありません。
ゴーヤー(にがうり)、シマナー(島菜)、ンジャナ(苦菜)
そしてフーチバー(よもぎ)

一度食べたら忘れられない沖縄の味
クセになるのは、この苦味も理由の一つかなと考えられます。

今後、ここでも紹介できたらと思っています。

苦味のおいしさを味わえる
「ヤファラジューシー」
よもぎに出会えたら、作ってみてください。
元気が出ます。

ちなみに沖縄のよもぎは苦味とアクが強いので、
ゴシゴシともみ洗いをして、それらを和らげてから料理します。

レシピ

※このレシピは自家製のものです。琉球料理伝承人としての公式レシピではありません。

材料

米…1/2合(75g)
かつおだし…800cc
豚バラ肉ブロック…50g
よもぎ…20~30g
塩…小さじ1
醤油…大さじ1/2
油…小さじ1

作り方

①米は洗って、水を切りざるにあげておく
②よもぎは葉をつみとり、よく洗う。 ※アクが強い品種の場合、ゴシゴシともみ洗いする
③豚バラは丸ごと茹でて、7mm幅の短冊切りにする
④厚手の鍋に①②③、かつおだし、塩、しょうゆ、油を入れて軽く混ぜる
⑤強火にかけ沸騰したら弱火で15分コトコト煮る。
 アクが出るのでしっかり取ること。
お米と出汁が一体になり、とろみがついたら出来上がり。

(ちょこっと近況報告)

昨秋より活動の拠点を沖縄県に移し(Uターン)、引越しなどによるバタバタも落ち着いてきました。

最近は、琉球料理の学びにより向き合い


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執筆のお仕事を少しずつ再開しています。
沖縄と縁の強い「いも」について、毎週記事を書かせていただいています。


今日も食から人生を豊かに

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