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ガラス越しにした大切な約束

こんにちは。琉球ごはんの瑞樹です。

私は「日常になじむおいしい琉球料理」をテーマに、琉球料理を研究しています。知れば知るほど、琉球料理って、今の人の心と体に必要な要素がぎゅっと詰まっているな、と思います。体のお悩みがある人、心に少し元気が足りない人に、沖縄県外に住む私でも実践できる方法にアレンジした「琉球ごはん」でアイディアやレシピをお届けしたく、発信をしています。

今日はちょっとお料理とは別の話になります。
私にとっては書き留めておきたい、大切なことです。

少し前になりますが、初春に久しぶりの帰省をしました。
まだコロナ禍ですが、まん防発令中ですが、
どうしても仕事復帰前に帰っておきたくて。
PCR検査の陰性結果を握りしめて、那覇行きの飛行機に乗り込みました。

これは帰りのとき。
0歳児を連れての飛行機はとっても長く感じました。笑

今回の帰省、一番の理由は「おばあちゃんに会いたい!」でした。

私のおばあちゃんは、那覇市内の施設で暮らしています。
現在 95歳。おしゃれが大好きで、私が知る中で誰よりもポジティブな性格です。
施設に入る前は、習い事に、買い物にと出掛けていて、家を空けているようなおばあちゃんでした。

何年か前に様々な理由から施設に入ることになったのですが、定期的に外出して、買い物したり食事をしたりして、おばあちゃんらしく過ごせていました。

それが、コロナ禍になり、全くできなくなりました。

外出は当然できないし、家族の面会も不可。
あんなにアクティブなばあちゃんにとっては、辛い日々だったと思います。

やっと緊急事態宣言が明けたと思ったら、ガラス越しのみ面会が許されるように。
ガラス越しの面会でもいいから、とにかくおばあちゃんに会いたくて仕方ありませんでした。

そんな状況で、私は妊娠発覚、出産となり、なかなか沖縄に帰れずに、あっという間に2年以上が経ちました。

(妊娠初期、中期にも飛行機のチケットを取り、キャンセルしてを3回繰り返すほどでした。心配性の両親に、帰って来ないでと懇願されました。)

2年、長かった!!

やっと、会えたんです。ガラス越しですが。

おばあちゃんは、変わらずおしゃれで元気でした。
昨年、敬老の日に送ったヘアターバンをつけててくれました。
ラメの入ったシルバーにしたんですが、よく似合っています。

ガラス越しなので、電話で話しながらの面会です。

隠れているのは姉と甥っ子です

たまに電話で話しはしますが、やっぱり目の前にいるのとは違います。
もう、ばあちゃんの顔を見るだけで、泣けてきます。
言葉が出ませんでした。

ばあちゃんは言いました。
「ばあちゃんは、まだまだ元気だよ〜」
本当に心強い。

そして、こう続けます。

「瑞樹、早くあなたに料理を教えたい。外出できるようになったら、家のキッチンで三月ガーシーやクーブイリチーの作り方を教える。」

ばあちゃん、ずっと前に電話でした約束を覚えていてくれました。

涙腺崩壊。

ここに来る前は、限られた時間だから、笑顔で会いたい!たくさんお話ししよう!って思ってたのに、ダメでした。言葉も出てきません。

ばあちゃん、ありがとう。ありがとう。
それしか言えませんでした。

面会は時間にしてほんの10分位。
でも普段私が過ごす10分間の何十倍、何百倍も価値のある時間でした。

おばぁちゃんによる料理教室。
絶対に実現したいので、ここに書いておきます。

ばぁちゃん、
絶対、今年か来年に、実現しようね。
私はそれまでに、今できることを頑張ります。

「女性の元気ときれいを応援したい」
「おばあちゃんの味を残したい」
そんな思いで、日々過ごしています🌺

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