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共同教育講座 - 地域社会インフラ整備の担い手育成リスキルプログラム -

みなさん、こんにちは!
新潟大学社会連携課です。
今回は、新潟大学が開講している「共同教育講座」をご紹介します。


共同教育講座とは?

共同教育講座とは、一言で表すと大学と企業が協力して開講する社会人向けリスキリングプログラムです。
大学と企業等が協働して人材を育てるプログラムを実施することで、地域や産業界が共通で抱えている課題を解決しよう!というのがこの共同教育講座です。

抱えている課題は地域や産業界によってさまざまであり、また、企業が単独で社員へ専門知識や技術の教育を行うのはとても大変です。
そこで、社会連携推進機構・地域人材育成部門が中心となって、地域や企業等との丁寧な対話をもとに、それぞれのニーズに応えた「オーダーメイド型」の教育プログラムを開発します。そして、大学と企業等がお互いに講師を派遣したり、講義室や設備を使用するなど、プログラムを共同で実施します。
また、通常の講義や演習のほか、学ぶ場所や時間に制約されないオンデマンド形式を採用するなど、社会人でも受講しやすいプログラムを構築します。

共同教育講座についてはこちら

建設系分野の共同教育講座「地域社会インフラ整備の担い手育成リスキルプログラム」

 

具体的な事例として、地域社会インフラ整備の担い手育成リスキルプログラムをご紹介します。
この講座は、建設業界での課題解決につなげるべく、新潟大学と建設系の地域企業群が連携して立ち上げたプログラムです。

建設業界では、若い世代の入職者が減り、業界全体が縮小し人材の高齢化が進みました。建設を専門に学んでいない人材が、建設業界に就職することも多くあります。
その一方で、大規模災害の増加やインフラの老朽化などにより、建設業界に求められる仕事は増えています。建設業界の専門人材が質的にも量的にも足りない状況にあることが課題でした。

そこで、県内建設技術者の技術レベルのボトムアップを目的に、共同教育講座として「地域社会インフラ整備の担い手育成リスキルプログラム」を立ち上げました。

このプログラムで学べること

このプログラムでは、日中仕事のある社会人の方が、ご自身の都合に合わせて自分のペースで学ぶことができるよう、講義はオンデマンド形式を中心としていて、それに加えてフィールド実習の科目も用意されています。
たとえば、「地盤工学」、「コンクリート工学」など、社会基盤工学系の基礎的な講義は、オンデマンド形式で受講できます。「コンクリート劣化診断」では、現場実習を取り入れており、実務で活かせる技術を学びます。また、雪対策に必要な雪氷学の知識を身につける講義も受講することができます。

新潟大学の教員に加えて、企業群、自治体などの公的機関の方が講師を担当しており、自治体の職員から県内のインフラ整備の現状を学ぶ講座もあるなど、大学で学ぶような技術者の基盤となる知識から現場の最新の知識まで幅広く学ぶことができます。

2024年度の受講生を募集します

プログラムHPへ 

地域社会インフラ整備の担い手育成リスキルプログラムは、今年度の受講申し込みを開始します。
建設業界に携わる方はもちろん、他業種の方でもご興味のある方はどなたでも受講が可能です。6月26日(水)17時30分から、担当教員によるオンライン説明会も開催予定です。説明会では、今年度の講義の内容等をご説明いたします。直接質問することもできますのでお気軽にご参加ください。

ぜひ以下から詳細をご覧ください!
プログラムの詳細やお申し込みはこちらから
(今年度お申し込み期限:7月3日(水))
★6月26日(水)17時30分~担当教員によるオンライン説明会

共同教育講座の開設にご興味、ご関心のある自治体、企業様はこちらまで! 

★お問い合わせ窓口:chiiki-r@ccr.niigata-u.ac.jp

社会連携推進機構のホームページはこちら

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