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未来の昔ばなし

昔々あるところに人生に何の目標も希望もなく
仕事をしている青年がおりました。

朝はだるい体を起こしながら会社へ出勤し
昼は会社のために面倒な業務をこなし
夜は自由な時間を削ってまで会社のために残業をし
くたくたになりながら家に帰る毎日を過ごしておりました。

そんな日々が続いていた彼にふと転機が訪れました。
休日に立ち寄った書店である本を購入しました。
その本には、世界中の若い人たちが自分の夢について語っている本でした。

恵まれない家庭に生まれた経験から、貧困地域でも質の高い教育を受けられるように社会を変えようとしている青年。

戦争を経験した国に生まれた経験から
世界をより良い方向に導くような仕事をしている女性

レズビアンの友人が殴打されレイプされた経験から
LGBTIQ+の権利が守られる世界を作るために活動している青年。

小さな島国に生まれ、地球温暖化の影響で友人や家族が家を追われる姿をみて資源を守ろうと活動している女性。

世界中の人たちが様々な経験から自分の夢や目標に向かって努力している姿をみた彼の目から、自然と涙があふれだしました。

「今の自分にできることはなんだろう?」
「自分が生まれてきた意味。果たさなければいけない役割はなんだろう?」

そう思うと、いてもたってもいられなくなりました。

この本に出会った彼の人生は、今まさに大きく変わろうとしております。
ここから先の物語は、彼自身しか文かりません。
それでも後悔しない人生を歩んでいくと決めた彼の人生は
きっと良いものになるでしょう。

「この本に出会えて本当に良かった。それだけでものすごく幸せな人間だ」と彼は思いながら、新たな一歩を踏み出しました。

読書は時に、人生を大きく変えることが可能です。
皆さんが彼のように、人生を変えるような素晴らしい本に出会うことを心から楽しみにしております。

最後にこの本で一番好きな言葉を添えておきます。

「私は生命という巨大で複雑なパズルのほんの一部分を占める小さなピースでしかありません。それでも小さなピースの起こした行動が、ほかの人々の人生にも大なり小なり変化をもたらしうることを実感しています。私たちの言葉と行動には力があり、私たちの物語は誰かの人生を変えることができます。」

以上、めでたしめでたし。






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