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未来の昔話 【夢を叶えるゾウ1】

昔々あるところに普通の社会人がいました。
彼もまた一人、自分の在り方に悩んでいる若い青年でした。
最近は、仕事に悩む若い社会人が非常に多い。
著者の私自身もその一人だ。
今回は私の昔ばなしをしていこうと思う。



1.正しい社会人

【良い大学に入り、良い企業に入る。】
周りの目、特に親の事を気にしながら生きてきた私は、
自分のやりたいことよりも、周りの意見をにしながら生きてきた。

皆があこがれるような大企業ではなかったが、
それなりの企業に入ることができた僕は
周りと同じように社会人になった。

会社に入ると、コロナ渦でほとんど出勤ができない日々が続いた。
同期と飲みに行くこともできず、仲良くなる前に各部署へ飛ばされた。
そこでは恐ろしいぐらいの激務が待っていた。
納期だ売り上げだクレームだ、つい半年前まで学生だった人間に対して
お前は社会の歯車として働くんだ!!と言わんばかりに業務が降ってきた。
さらにそんな時に、学生のころから付き合っていた彼女にも振られた。

心身ともに限界に達していた私は、幼いころから親友に相談した。

2.本との出会い。

「外見を整えろ。トイレを掃除しろ。募金をしろ。誰かにプレゼントをしろ。いろいろな人に感謝しろ。お墓参りに行け。」
「・・・お前何言ってんの?」
「これは成功者が全員やっていることなんだ。」
「へ~。でもそんなの全部できるわけないだろ。」
「これは全部この本に書いてあったんだ」

そういって手渡されたのが「夢を叶えるゾウ1」だった。

本など興味がなかった私だったが
この本はすらすら読めた。
1人のサラリーマンが、成功するためにガネーシャが現れ
サラリーマンが成長していくという物語である。

難しい本ではなく、すらすらと読み進むことができた。
友人が最初に言っていたことはあながち間違ってなかったんだなと思いながら本を読み進むことができた。

3.本当の自分

本を読み終えたその日から、私は本当の自分を探している。
今でも捜索中だ。

それでも以前と大きく変わったことがある。

前までは、仕事を辞める理由を探していた。
今は、自分がやりたいことに向けて何が大切かを考えるようになった。

周りの目を気にしながら生きていた自分、
親が周りの人間が困らないように、
常に人目を気にして生きていた自分が
自分のためにこれからの人生を過ごそうと思う。

成功するにはものすごく努力しなければならない。
また、成功するには毎日の努力の積み重ねや努力が大切だということ。
毎日感謝すること。
いろいろな経験をすることが大切なこと。

これは、読書を通してたくさん成長し
彼が夢を叶えるほんの少し前の物語である。(希望です笑)

以上、めでたしめでたし。



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