カメラマンを始めて来年で15年。一眼レフとの完全なる別れももう間近
スポーツカメラマンのステイタスでもあった、EOS 1系のボディをついに手放しました。
2017年に購入した1DXmark2です。
1度シャッター交換もして、4年間がっつり使いました。
カメラマンになったとき、はじめて買ったのは確か1Dmark2で、その後1Dmark4を経て1DXmark2に。
APS-Hのセンサー、懐かしいですね。
スポーツを撮っている人間からしたら1.3倍って超魅力的でした(APS-Cの1.6倍だとちょっと長すぎる)。
話それましたが、スポーツカメラマンならみんな持ってる!くらいの1系ボディ。頑丈でごついけど、シャッター音もかっこいいし、撮ってるな!という感じが好きでした。
手放す理由
いまでも野球の撮影が中心の仕事ですが、だんだんと自分に合わなくなってきたのを感じていました。
野球以外の仕事もしてますし、40代になって重い機材がきつくなってきました(切実)。そこを我慢して使う必要性あるのかなと。
好きなシャッター音も、耳障りになることがあります。今のシーズンだと発表会や、これからある卒業式などの式典関係。
昨秋に私自身初めてのミラーレス(EOS R6)を導入し、野球の撮影でどこまで使えるのか試しました。
私の撮り方であれば「十分使える」と判断したので、1DXmark2を下取りに出して2台目を導入しました。
スペック的にも(シャッターの耐久回数や画素数など)1DXmark2とほぼ同じなんですよね。
新しく出たR3は、まず価格が高すぎるのと、私にはオーバースペックな気がするので保留です。あの形は安定感はあるけれど、スポーツ以外で常用するには大きすぎるかなとも思います(私は手が小さい……)。
下取交換で新しい機材を購入。マップカメラの「先取交換」はすごい!
資産に余裕もないですし、機材は常に「下取交換」を基本にしています。
プロも多数愛用されているであろう、マップカメラさん。
ほぼここでしか機材は買わないです。
ワンプライスでの下取価格もありがたいですし、なにより「先取交換」できるのが最大の魅力だと思います。
すごくないですか?
このシステムのおかげで「機材が一時的に手元からなくなる」というのを避けることができ、仕事をしながらでも積極的に機材の買い替えができます。
本当にありがたいシステムです。
今回もR6とバッテリーグリップ、マウントアダプターの購入と引き換えにボディ2台、レンズ2本、ストロボなどを下取りに出しました。
下取交換(先取交換)すると査定額UPもありますし、私はキヤノンのプロサービスには入っていないので、大変ありがたいです(プロサービスに入っていると機材が割引価格で買えるらしい)。
一眼レフとの完全なる別れも間近
これも時代でしょうか。
手元にある一眼レフは残すところ7Dmark2のみとなりました。
2014年発売ながらいまだアマチュアからプロまで愛用者も多く、人気の機材。
後継機はミラーレスのR7になる?なんてうわさもありますが、APS-C機では最高峰の一眼レフとして長く活躍している名機ではないでしょうか。
ですが、来年中には手放すと思います。
そうすると、写真を始めてからもう20年以上愛用してきた一眼レフ(フィルム時代も含めて)がすべて手元からなくなることになります。
少し寂しい気もしますが、時代の流れですね。
人がどうこうではなく、自分のスタイルに合う機材を
まとめですが、周りが何を使っているとかそんなに気にしなくていいと思うんです。高けりゃいいってもんでもありません。
自分の撮影スタイルに合っているかどうか
適材適所。これが全てです。
スポーツだからって1系ボディでシャッター音を轟かせる時代は終わったように思います。
1枚の写真になってしまえば、一眼レフだろうがミラーレスだろうがどうでもいいことですし、シャッターを押すときの気持ちは音が違っても変わりません(ちなみに私はミラーレスでも電子シャッターは使いません。無音でないといけないときのみです)。
お金に余裕があり、家が広い方ならいろんな機材をたくさんお持ちで全然いいと思います。
残念ながら私はそうではないので、いただいている仕事をしっかり全うでき、かつ自分のストレスにならない機材を選んでいます。
昔は憧れもありました。無理して買った機材もありました。
そういう時期を経たからこそ、年を重ねたからこそいまの考えにたどり着いたのだと思います。
いまはレンタルサービスも充実していて、買う前に試せますし「大金はたいたのに失敗した!」みたいなのが防げるのはいいですね(私も愛用しています)。
カメラやレンズの購入に迷われている方は、いい機材に飛びつく前にまず「自分が何をどう撮りたいのか」「オーバースペックなのでは」とよく考えることをおすすめします。
お金は有限ですし、何より頑張って買ったのに「よくなかった……」「使いこなせない……」のはもったいないですものね。
なにやら長くなってしまいましたが、来年でカメラマンとして15年を迎え、いろいろと節目だなあと感じてきております。
変化に柔軟に対応しながら、自分のスタイルを磨き上げていきたいです。
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