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#5 中間レビュー(24.07.17)

こんにちは!那須塩原市企画政策課のさとまるです。
2回目久しぶりの登場ですが、1回目は#2記者会見のお知らせだったので、ほぼはじめましてですね。

さて、前回は「インタビューレポート#1_室越礼一さん/特定非営利活動法人なすしおばらまちづくりプロジェクト(24.06.28)」の投稿をしましたが、今回は5回目のミーティングのレポートをします!
(↓もしよろしければこちらもご覧ください)

今回は、これまで那須塩原を掘り進めてきたプロジェクトメンバーですが、一度立ち止まってこれまでの活動を振り返り、それを踏まえた今後のプロジェクトの進む方向を確認しました。
かっこつけて言いましたが、簡単にはおさらいと新たな目標立てをしました。

ART369スペースにて

ということで、今回のレポートでは、初めてこのプロジェクトを知った方でもざっと概要がつかめるように、改めて「那須塩原ブランドニットプロジェクト」をご紹介する形で書きますね。ドラマでいう、1~5話総集編の気分で読んでください笑



①これまでの振り返り

那須塩原の”BRAND”って何だろう…、それを”~ING”させていくにはどんな動きが必要だろう…、これまでの活動を見返しながら、ブランディングの目的をみんなで再確認しました。

BRAND+INGのイメージ(当日の資料より)

ープロジェクトの概要(目的・やること)

このプロジェクト名には、あまり見慣れない「ニット」というワードが入っています。
この「ニット(knit)」には、編み物のように今ある那須塩原のおもしろくて素敵な人や活動をつないでいきたい、そんな思いが込められています。
行政も民間もなく、職員も住民もなく、垣根をつくらずにみんながまち(編み物)の一部になって、一緒におもしろくて心地のよいまちにしていけたらな、という思いを軸に動いています。

ここで大事になってくるのが、「関わりたいと思える動きをつくること」。
つまりは、「『このまちが好き』と思って暮らす人が一人でも多くなること」につながると思っています。そのためにはどんな動きが必要だろうか…?

プロジェクトのモットー(当日の資料より)

ーワークフロー(やり方)

結論から言うと、とにかく話をしまくります。

ワークフロー(当日の資料より)

まずはオープンワークとして、関係課職員も交えて、統計データや他市町との比較、歴史や文化から分かる那須塩原の特徴を探りました。
次にオープンカフェ、いわゆる公開インタビューを通して、その人の思う那須塩原に対する考えを聞き出し、多角的な視点で那須塩原って何だろう?どういう未来を期待したいだろう?などを、参加者全員で考える場づくりも行っています。
引き続き様々な方からお話を聞く予定ですので、少しでも興味を持っていただいた方はぜひご参加いただければ嬉しいです!

ー大事にしたいこと(観点・行動指針)

ワークフローの中でも少し触れていますが、このプロジェクトでは様々な観点で那須塩原を見つめることを意識しています。

この観点は、写真のデータをイメージすると分かりやすいかなと思います。
どれだけアップにしても解像度が高い写真のように、あらゆる方向から(虫の目)きめ細やかに(魚の目)那須塩原をみて、それを俯瞰して(鳥の目)みたときに、那須塩原の真の姿を鮮明にみることを目指しています(これがなかなか奥深いんです…)。

ー実績(やってきたこと)

  • #0キックオフミーティング(24.04.09)
    この回では、まずみんなでこのプロジェクトの共通認識を図り、スタートラインに並んだ回でした。そもそも主体となる我々自身が、「那須塩原をどういう状態にしていきたいか」をふせんに自由に書きながら整理しました。

  • #1ブランド構造分析(24.04.19)
    いざ、スタートです!
    構造分析って言葉だけだと難しい感じですが、「BRAND SYNTAX/ブランド構文」というワークシートを使って、
    那須塩原市の目指す姿>そのためにどんなことを、どういうスケジュール感で>どんな特技を使って>具体的にこういうブランディング活動をしていこう。
    といった今後の道筋を整理しました。

  • #2各種構造分析(24.05.14)
    またまた構造分析です。この回では#1より踏み込みます。
    国勢調査や推計人口、観光動態調査、地域産業の調査などの数字データを元に、那須塩原市に求められてる要素ってなんだろう?とペルソナを考えました。
    一同予想外のデータ結果に驚かされ、思い込みが払拭された時間でした!

  • #3地理構造分析(24.05.28)
    またまたまた構造分析です笑。今回は地理的な観点で、日本国内のみならず、世界まで範囲を広げて那須塩原市と類似している都市、競合となりそうな都市をピックアップ・分析するベンチマーキングをしてみました。
    #2で得たデータをChatGPTに学習させ出てきた類似都市は、意外にもヨーロッパに多く、これまた勉強になる回でした(旅行行きたいな…)。

  • #4歴史分析(24.06.20)
    お、とうとう構造分析の山を越えましたね。
    続いては学芸員の坂本さんにも入っていただき、那須塩原市の開拓の軌跡をたどりました。
    本来ならこの回の概要を話すべきところですが、ここではさとまるがこの回で一番印象に残っていることを書いちゃいます(詳細は投稿にてぜひ)。
    それはですね、この回に参加した市役所メンバーはほぼ那須塩原市出身だったんですが、一人ひとりの発言に内に秘めた那須塩原市への熱い気持ちが見えたんです。地元が市外のさとまるにとっては、やはり那須塩原市には開拓の精神が根強く受け継がれているんだと強く思わされた回でした。那須塩原の未来はきっと明るいですね。

  • インタビュー#1室越礼一さん(24.06.28)
    記念すべき第1回のインタビューになります!
    元々東那須野エリアで精力的に活動されていた室越さんは、10年以上前から市のシティプロモーション事業を初め、現在ではまちプロとして那須塩原市ファンクラブを運営していただいています。
    民間の目線を持ちつつ、市のブランディングの前身を深いところまで知る人はこの方しかいない、ということで今回ご協力をお願いしました。
    当時のシティプロモーションでの取組の中に込めた想いや、このプロジェクトへ期待することなどをたっぷり聞かせていただきました。聞きながらとてもワクワクしていた半面、プロジェクトへの責任感をずしっと持ちました(がんばろ)。

②これからやっていきたいこと

少しずつ那須塩原が見えてきました。
それに伴って、那須塩原の底が見えないことにも気付き始めました…。
ただ、ひとつ確実に言えることは、今までの動きは着実に那須塩原ブランドニットプロジェクトの編み目になっているということ。

もっともっと、編み目(「関りしろ」)を増やして、大きな風呂敷で那須塩原を包みたいな(イメージ的な表現でごめんなさい)と思っています。


と、いった感じで、プロジェクト前半の振り返りでした!
長文のところ最後まで読んでいただきありがとうございました!

最後まで読んでくれたみなさんにグルメプチ情報。
今回のランチに使用させていただいた「つき邑」さん、とっても雰囲気のあるお店です。いちばんの名物はうな重ですが、今回は鮭といくらのわっぱ飯をいただきました!これが絶品…。ぜひ行ってみてください。

わっぱ飯に夢中でひとりも目線をくれない…笑

次回は、「インタビューレポート#2_樋爪克至さん/DEAR, FOLKS & FLOWERS(24.08.01)」のレポートを書きます!
それではまた!


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