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高校生ワークショップ

"なぜ人間はおたがいに仲よく暮らせないのだろう。なんのためにこれだけの破壊がつづけられるのだろう"

78年前に隠れ家でアンネ・フランクが日記に書いたこの問いは、今も私たちの心に突き刺さります。

第二次世界大戦のとき、息苦しい閉ざされた空間のなかでアンネは、大人たちの不平不満に苛立ち、時に窓から空を見上げ、声を殺して涙し、爆音に怯え、そして恋をしていました。

作家になることを夢みてアンネが日記を書き始めて80年目の今年、アンネの言葉に「わたし」たちはどう応えることができるのか。高校生の皆さん、一緒に考えてみませんか。

特別ゲストに作家・マンガ家の小林エリカさんをお迎えします。小林さんは、アンネの日記と、戦中・戦後に青春時代を過ごした実父の日記を手にして、アンネの足跡をたどる旅に出ました。ドイツ、ポーランド、オランダで、父と同じ年生まれのアンネの人生をたどりながら、小林さんは自分の日記を書きました。そこには、過去・現在・未来をめぐるどんな思いが記されたのでしょう。

皆さんのご参加を心よりお待ちしています。

【日 時】2022年6月12日(日)14:00~16:30
【会 場】オンライン(zoom)
【参加費】無料
【対 象】高校生 30名
【プログラム】
 1. 開会メッセージ
   クレーメンス・フォン・ゲッツェ駐日ドイツ連邦共和国大使
 2. ワークショップ
 3. ゲスト講演
【ゲスト】
小林エリカ Kobayashi Erika 

作家・マンガ家。目に見えないもの、歴史、家族や記憶などから着想を得て、 リサーチに基づく史実とフィクションからなるマンガ、小説、 映像やドローイング、 テキストを交えたインスタレーションなどを幅広く手がける。東日本大震災以前から多角的なリサーチを重ねてきた原子力や戦争 をテーマに制作を行う。アジアン・カルチュラル・ カウンシルの招聘でニューヨークに滞在後、東京で活動。 著書は小説『トリニティ、トリニティ、トリニティ』(第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)『マダム・ キュリーと朝食を』(第27回三島由紀夫賞候補、 第151回芥川龍之介賞候補)(共に集英社)『最後の挨拶 His Last Bow』(第44回日本シャーロック・ホームズ大賞奨励賞受賞)(講談社)他。放射能の科学史を辿るコミック『光の子ども1- 3』、アンネ・フランクと実父の日記をモチーフにした『親愛なるキティーたちへ』(共にリトルモア)、訳書に『 アンネのこと、すべて』監修石岡史子(ポプラ社)など。

【主催】
ドイツ連邦共和国大使館
NPO法人ホロコースト教育資料センター

参加申込は下記のホームページで受け付けています。
https://kokoro20220612.peatix.com/