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ハンナ生誕90年メッセージ②

アウシュヴィッツで殺された13歳の少女ハンナ・ブレイディ。2000年に偶然ハンナの名前が記されたかばんが、歴史を伝える資料として私たちのもとに届きました。

虐殺の地に残る4000個近い犠牲者たちの旅行かばんの中から一つ、「ハンナのかばん」が日本にやってきました。

その後、調査をしてみると、ハンナには家族でただ一人、アウシュヴィッツを生き延びた兄がいることが分かり・・・。

一つのかばんをめぐるこのホロコーストの実話はその後、本になり、現在世界の45ヵ国で子どもたちに読まれています。

今年2021年5月16日(日)は、ハンナ・ブレイディ生誕90年にあたります。これまで「ハンナのかばん」の物語を一緒に伝えてきた仲間たちからメッセージが届いています。

2009年に公開された映画「ハンナのかばん」の監督ラリー・ワインスタインさんからのメッセージをご紹介します。

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「ハンナ・ブレイディはいつも私たちのすぐそばにいます。ハンナの物語は私たちの心を大きく揺さぶり、私たちもできることをしようと勇気づけてくれます。ハンナに出会ったことがあるかのようにさえ感じます。」


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「私はドキュメンタリー映画『ハンナのかばん』に監督として携わり、ハンナの記憶をたどりながら、ジョージ・ブレイディ、石岡史子、ララ・ハンナ・ブレイディという友人たちに出会う幸運に恵まれました。そして、東京、トロント、チェコのノブ・メストで、多くの素晴らしい若者たちからハンナへの思いも聞きました。」


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「(映画の制作を通して)共に笑ったり泣いたりして過ごした時間を思い出しています。ハンナの思い出とハンナの物語が教えてくれたことを永遠に私たちの記憶にとどめておくことができますように。」

ラリー・ワインスタイン
Larry Weinstein
映画『ハンナのかばん』監督



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