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【寄付月間】一般社団法人epoおかやま笑顔プロジェクトさんインタビュー

皆さんは災害が起こってない今も活動を行っている団体さんがあることを知っていますか?この度寄付月間2021の企画として行う「BOOK de DONATION」での支援先として選ばせていただいた一般社団法人epoおかやま笑顔プロジェクトさんへのインタビューを行いました!


活動を始めようと思ったきっかけは何ですか?

 もともと直島の自治体職員として医療に関わる仕事を一年前まで行っていたのですが、プライベートで赤十字のボランティアにも参加していて、全国各地での災害ボランティアに参加する中で様々な現場を見てきました。その最中の3年前に起こった西日本豪雨災害で真備町の災害ボランティアを行う中で公の隙間を埋める活動をしていきたいと思い、自治体職員を辞め、epoおかやま笑顔プロジェクトを立ち上げました(2020年に一般社団法人化)。

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(医療搬送ができる車両を用いて民間救急も行っている)

どのような活動を行っていますか?

 全国の被災地に出向いての炊き出し、平時では防災訓練や講演を行っています。また、被災された方だけでなくボランティアの方の心のケアを特に大事にしています。ボランティアの方の精神に異常をきたしてしまうと、ボランティアの方の活動そのものにも大きな影響が出てしまい、最終的には復興が止まってしまうという悪循環に陥ってしまいます。そのようなことから特にボランティアの方の心のケアには注力しています。加えて、人と人とのコミュニケーションができるような活動も意識して取り組んでいます。自分自身被災地に出向いた際に被災者の方が支援物資をもらってすぐ立ち去ってしまうという構図に違和感を持っていました。そこでかき氷や足湯を提供することでその場で人と人とが会話できる空間づくりを心がけています。

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活動の中で最も大切にしているものは何ですか?

 私たちが関わる相手は「人」であるということを忘れないということを大切にしています。その中で「がれきは絶対に投げない」ということは特に大事にしています。がれき一つにしてももともとは被災者の方が住んでいた住宅から出ているもので、がれきを投げるという行為は被災者の方の資産・大切な思い出の物を投げるという行為となってしまうため、被災者の方は見ていていい気分にはなりません。ですので、がれきは絶対に投げないというのは常日頃から徹底しています。

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活動を行っていくうえでの目標は何ですか?

 この団体名の通り「笑顔を減らさない」ということを目標としています。日ごろからの防災訓練や講演を通して災害による被害を最小限にすることによって被災による笑顔の減少を防ぎたいと思っています。また、被災された方に対する救援活動を通して被災によって失ってしまった笑顔を一人でも多く取り戻すことができればということで活動を行っています。


100円あればどのような支援ができますか?

 100円というものは小さな金額と思われがちですが、自分は大きい金額だと思っています。1人では100円でも10人集まれば1000円、40人集まれば4000円となります。4000円あれば被災地にタオルなどを集めたものを発送する金額になります。なので、具体的にどのようなものとかではなく、人の気持ちの積み上げというものが一番の支援であると考えています。


自分たち若い世代にできることは何ですか?

 日ごろから防災への意識を持つことはもちろんやってもらいたいですし、災害現場のボランティアや研修に是非とも参加していただければ嬉しいです。

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今回インタビューさせていただいた一般社団法人epoおかやま笑顔プロジェクトさんへ支援を行うことができる取り組み「BOOK de DONATION」は11月29日(月)~12月2日(木)の10:00~16:30にブランチ岡山北長瀬内のハッシュタグ岡山で行います。こちらは皆さんに読まなくなった本や遊ばなくなったゲーム、使わなくなった携帯電話などを持ってきていただき、こちら事務局が買い取り店(BOOKOFF西長瀬店)で換金したのち、そのお金で団体さんの必要な物資に変えてお届けするというイベントとなっています。現金での支援も可能となっております。当日はちょっとしたおもてなしもご用意しています。もし災害があった時にお世話になるかもしれない団体epoおかやま笑顔プロジェクトさんを支援したいと思った方はぜひご参加ください!