NPO法人 抱樸(ほうぼく)

1988年より北九州を拠点に、困窮孤立者の生活再建を包括的に支援しています。 HP:…

NPO法人 抱樸(ほうぼく)

1988年より北九州を拠点に、困窮孤立者の生活再建を包括的に支援しています。 HP: http://houboku.net 毎月定期的なご寄付をくださる「ほうぼくサポーター」を募集しています。 http://houboku.net/webdonation

最近の記事

クラウドファンディング特別連載記事まとめ&町田そのこさん応援コメント

2023年に行われた希望のまちクラウドファンディングにご参加いただき。本当にありがとうございました。 最終的に40,638,859円のご寄付が集まり、2392人が参加をしました。本当にありがとうございました。本当にありがとうございます。 クラウドファンディング中に好評であった、特別寄稿「あなたがいる わたしがいる なんとかなる」、集中連載「あんたも わしも おんなじいのち by 山塚リキマル」のリンクをまとめました。ぜひまだ読んでいないものがありましたら改めて読んでいただ

    • 「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる最終回」by抱樸職員 花岡真琴

      「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる最終回」 クラファン終了まであと少し。自由な形式でご寄稿いただく企画最終回!!!!第12回は抱樸職員の花岡真琴さんです。 ___________ ひとりひとりに名前があって、それぞれにこれまで生きてきた人生がある。だから、できるだけ顔と名前は覚えようと決めた。 炊き出しやパトロールで、その日出会った人の名前や特徴、話したことなどをとにかく毎回書き記した。 「もう誰も相手にしてくれないから、呼ぶ名前なんて言わんでいい

      • 「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる11」by勝聡子

        「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる11」 クラファン終了まであと2時間!。抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第11回は抱樸ボランティア部の勝聡子さんです!ぜひお読みください! _______ 希望のまちクラウドファンディング、最終日を前に目標を達成したという知らせに、ここ数日、胸がいっぱいな思いで過ごしていました。  私が抱樸のボランティア活動に初めて参加したのは、10年ほど前。連れ合いの転勤を

        • 特別連載『あんたもわしも おんなじいのち』「3人対談。プロフェッショナルズ。家から扇風機が5年連続無くなる編」by 山塚リキマル

          「3人対談。プロフェッショナルズ。家から扇風機が5年連続無くなる編」  クラファン最終日となる本日は、奥田伴子さん、森松秀美さん、高田敏子さんをゲストに、強烈すぎるエピソードが矢継ぎ早に繰り出す御三方にただただ唖然、そしてリスペクト。抱樸の知られざる歴史の裏側をぜひご覧ください!  ——今回は、抱樸の活動の初期から関わる森松秀美さん、高田敏子さん、奥田伴子さん、に、いろいろ思い出話などをお伺いできたらと思います。それぞれ、みなさん森松長生(専務理事)、谷本仰(副理事長

        クラウドファンディング特別連載記事まとめ&町田そのこさん応援コメント

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる➓」by藤原 辰史

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる➓」 クラファン終了まであと4時間!。抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第➓回は京都大学准教授で歴史学者の藤原 辰史さんです!ぜひお読みください! _____ 「希望のまち」 行き場のない人、希望を失った人、そんなひとたちが、あたたかい味噌汁で胃袋を温め、だれかのあたたかい言葉で心に火がぬくもり、自分を肯定するきっかけを作り、だれかのあたたかい言葉で心がぬくも

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる➓」by藤原 辰史

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第六回 哲学対話編 with 永井玲衣(後)

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』 第六回 哲学対話編 with 永井玲衣(後) 前編から引き続き後編をお届けします。“人のために頑張る”ってなんだろう!!!という話が続きます。最近、僕は人のために頑張ってるだろうか?頑張ってる気もするし、しない気もする。てかそもそもそれってなんなんだ???一緒に考えよう!後半に続く!!!! コーヒー『いま皆さんの話を聞いて思ったんですけど、“人のために頑張る”ってそもそもどういうことなんでしょうか。どんな具体例があると思いま

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第六回 哲学対話編 with 永井玲衣(後)

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑨」『しょうがない』 by 永井玲衣

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑨」 クラファン終了まであと25時間!。抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第⑨回は哲学研究者の永井玲衣さん.@nagainagai です!!リキマルさんの連載と合わせてお読みください〜! ___________ 「しょうがない」って何だろう。あなたはつぶやいたことがあるだろうか。だってしょうがないもんね。これはまあしょうがないよ。しょうがない。しょうがない。しょ

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑨」『しょうがない』 by 永井玲衣

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第五回 哲学対話編 with 永井玲衣(前) 文:山塚リキマル

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』 第五回 哲学対話編 with 永井玲衣(前) このテキストは、哲学研究者の永井玲衣さんをお招きして行われた“哲学対話”の模様です。 哲学対話とは、あるひとつの『問い』についてみんなで話し合うというものなのですが、勝ち負けを決めたりとか、無理に答えを探したりしません。みんな、ひとつの問いに腰を下ろして考えながら、おたがいの話にじっくり耳を傾けるのであります。 一時間にわたって行われた哲学対話のメンバーは以下の通りです。 永井玲

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第五回 哲学対話編 with 永井玲衣(前) 文:山塚リキマル

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑧」by押見研人(バー店主)

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑧」 クラファン終了まであと32時間。抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第⑧回は東京でバーの店主をしている押見研人さんです。 ぜひお読みください! _________________ 10代の頃から、『勝ち組・負け組』という言葉が世の中にありました。 自分の信念を余程強く持っている人以外の、全ての人の心をざわざわとさせる嫌な言葉です。 幸せになれるかどうか。

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑧」by押見研人(バー店主)

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』「第四回地域コーディネーター編」 文:山塚リキマル

          連載四回目。希望のまち地域コーディネーターの下田佳奈さんにインタビューを行いました。自分と同世代の「ワカモノ」が、希望のまちでどのような取り組みをしようとしているのか純粋に興味がありました。ぜひお読みください。 ——自己紹介をお願いします。 四月から、希望のまち事業部で地域コーディネーターをしている下田佳奈と申します。  ——まず、希望のまちプロジェクトとはどういうものなんですか? 希望のまちプロジェクトとは、ひと言でいうと抱樸が行う「まちづくり」プロジェクトです。 特定

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』「第四回地域コーディネーター編」 文:山塚リキマル

          特別寄稿文⑦ ”The Light Shines in the Darkness(光は闇の中に輝く)” by 大森照輝

          抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画『わたしがいる あなたがいる なんとかなる』。第7回は米国在住で元ほうぼく職員の大森照輝さんです。 ”The Light Shines in the Darkness(光は闇の中に輝く)” 文:元抱樸職員  大森照輝 みなさん、こんにちは。わたしは以前、抱撲の職員として働いていました。現在はサンフランシスコに住んでいます。米国西海岸に位置し、ビーチや自然に囲まれた多様性の息づく街。世

          特別寄稿文⑦ ”The Light Shines in the Darkness(光は闇の中に輝く)” by 大森照輝

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑥」by抱樸職員 有留佳乃

          抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第6回は抱樸職員の有留さんです。 ぜひお読みください! ____ 抱樸が大事にしている言葉に「出会った責任」というものがある。 それだけを聞くと、何か、重くのしかかってくるように感じる人もいるかもしれない。責任なんか簡単に持てるか、と思うかもしれない。 特にいまはなんでも「自己責任だ!」とする人たちの声が大きくて、「責任」はこわい言葉になってしまっている。 でもわたしは実際に

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑥」by抱樸職員 有留佳乃

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第三回 一日密着取材篇(後)

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』 第三回 一日密着取材篇(後) 文:山塚リキマル @rikimaru1990  テント等を片づけて車に積み込んだのち、夜10時半からパトロールは始まった。黒々と磨き上げられた空には星が美しく輝き、外の空気はきりりと肌をさすようにはりつめていた。パトロールは北九州市内8コースに別れて市内全域を回る。小倉コースは、小倉駅のほど近くからスタートする。そうして駅の“表”と“裏”の二手に別れてそれぞれ物資を持ち、二時間ほどかけて巡回するの

          特別集中連載『あんたもわしも、おんなじいのち』第三回 一日密着取材篇(後)

          特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑤「数杯分のビールと、無料のいますぐ停戦」by 石原海(映像作家)

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑤」 クラファンのラストスパートとして、抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第5回は映像作家の石原海さんです。ぜひお読みください! ___ 数杯分のビールと、無料のいますぐ停戦自分の住む場所の近くに希望のまちがあったら、もう少し心が落ち着くのになと思う。ひとりの寂しさにどうにも我慢できないときにふらりと寄れる場所、世界で起きていることについてちゃんと語り合える場所、

          特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる⑤「数杯分のビールと、無料のいますぐ停戦」by 石原海(映像作家)

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる④」小幡あゆみ(抱樸元職員)

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる④」 クラファンのラストスパートとして、抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第4回は元職員の小幡あゆみさんです。ぜひお読みください! __________ ふと思い出す時間がある。 お昼休み、喫煙所で一服。隣におっちゃんが座る。 何日か前もここで顔を合わせた気もするが、名前を聞いたかもよく思い出せない。 目尻が垂れて、とても穏やかそうな人だ。抱樸に来る人たちには、

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる④」小幡あゆみ(抱樸元職員)

          【特別寄稿:あなたがいる わたしがいる なんとかなる③後藤正文】

          「特別寄稿:わたしがいる、あなたがいる、なんとかなる③」 クラファンのラストスパートとして、抱樸とさまざまな形で関わる皆様に、抱樸にまつわるテーマから、自由な形式でご寄稿いただく企画。第3回はASIANKUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターの後藤正文さんです。ぜひお読みください! _________________  北九州の困窮孤立者を支援する団体に支援するときの難しさは、その距離の遠さと、近さなのではないかと思う。 端的に言って自分の町のことではな

          【特別寄稿:あなたがいる わたしがいる なんとかなる③後藤正文】