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中間市市民生活相談センターを訪問しました。

抱樸では中間市からの委託を受け、中間市市民生活相談センターを運営しています。市民生活相談支援センターとは、相談者と共に生活の困りごとを解決することをサポートする相談所です。以下の事業を中心に包括的な相談支援を行っています。

自立相談支援事業
お金(生活費や借金、債務や滞納など)、仕事(仕事が続かない、就職できていないなど)、病気、介護、家族関係などあらゆる相談の窓口です。支援員が相談を受けて、どのような支援が必要かを相談者と一緒に考え、具体的な支援プランを作成し、寄り添いながら自立に向けた支援を行います。

住宅確保給付金の支給
住宅確保給付金制度を活用し、離職・廃業または休業などの理由で収入が減り、経済的に困窮し、住居を失った人、または失うおそれの高い人に対して、一定期間、家賃相当額を支給し、生活の土台となる住居を整えた上で、就労に向けた支援を行います。

就労準備支援事業
「社会との関わりに不安がある」「他の人とコミュニケーションがうまくとれない」など、直ちには就労が困難な方に6か月から1年の間、プログラムにそって、一般就労に向けた基礎能力を養いながら就労に向けた支援や就労機会の提供を行います。

家計改善支援事業
家計状況の「見える化」と根本的な課題の把握を行い、相談者が自ら家計を管理できるように支援します。また、状況に応じた支援計画の作成や相談支援を行い、生活再生をサポートします。

子どもの学習・生活支援事業
子どもの学習支援をはじめ、日常的な生活習慣、仲間と出会い活動ができる居場所づくり、進学に関する支援、高校中退の防止支援などをします。また、子どもの進学について保護者に助言するなど、子どもと保護者の双方に対して必要な支援を行います。

また、市民生活相談センター内には中間市居住支援協議会住まい相談窓口も併設されています。不動産関係団体や福祉関係団体と連携しながら、相談者の住まいの困りごとの解決に務めています。

今年度から、中間市市民生活相談センターは中間市総合会館ハピネスなかまの2階に移転しました。ハピネスなかま内には中間市社会福祉協議会や、こども家庭センターなどが設置されています。

デイサービスの皆さんが作った桜の木の壁画

市民生活相談センター内には抱樸のデイサービスのみなさんが作った桜の木の壁画が飾られていました。他にも観葉植物やメダカの水槽も置かれていました。相談者の方の緊張がほぐれ、居心地よく感じてもらえる空間を心がけているそうです。

編集後記
老若男女問わず、生活のありとあらゆる困りごとの相談に対応している中間市の市民生活相談センター。センター長が「相談者の困りごとは地域の困りごと」と語っていたのが印象的でした。Aさんに起きたことは、BさんにもCさんにも起きるかもしれません。つまり、Aさんの困りごとを解決することは、BさんやCさんの困りごとを解決したり、未然に防いだりすることに繋がります。市民生活相談センターが相談者の代弁者として、地域共生社会の起点のひとつになっていることを実感するお話でした。(広報・北條)


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