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天野泰司 プロフィール

NPO法人気功協会 運営責任者(代表理事)
朝日カルチャーセンター 講師
京都芸術大学 非常勤講師(2013〜2023年)

 1965年東京生まれ、宮崎育ち、京都大学農学部卒、京都北白川在住。
やさしくて、自然で、心身が元気になることは全部が気功」と再定義し、自然法則にそってすっきり整理整頓。深い内容をやさしく伝え、シンプルな気功ですっと心身がゆるみ整う授業には定評がある。

 大学時代より生命科学に興味を持ち、気功や東洋医学、心身技法を幅広く研鑽。大手食品会社研究職を経験したのち、関西気功協会事務局長として企画運営にあたる。多数の信頼できる先生や技法と出会い、気功が秘めた大きな可能性と同時に、ある種の限界をも感じた。神秘主義や個人崇拝につながって特定の思い込みを作ってしまいやすいことが一つ、たくさんの師に学ぶほどに相互の矛盾が浮き立ってくることがもう一つの問題点であり、お産や子育てに関する気功がほとんどないことも大きな疑問だった。
 子どもの誕生を機に野口晴哉氏の整体を集中して学び、その空白を埋めていけることを確信。さらに、身体感覚を高めていくことで、その時々の自分に合った気功を自由に作れることが分かり、疑問や矛盾がほどけていった。

 1999年、諸般の事情で関西気功協会を解散せざるを得なくなった時、新しい「気功協会」が必要としていた新しい縁がいくつも立ち上がってきた。
 12月、禅密功の始伝人、劉漢文先生が来日。気功を学び始めた頃から中心として学んできた禅密功、その創始者に初めて直接学ぶことができた。折しも法輪功事件の直後で、中国国内で気功が普及できなくなった時期と重なり、翌年中国大連で研修旅行を組むことがその場で決まった。
 以後、劉漢文先生の最晩年に4年間、禅密功の真髄を惜しみなく教わり、それまで持っていた気功への概念が一変した。誰か偉い先生がいるわけではなく、「自然を師として学ぶ」気功協会の学びのスタイルは劉先生から引き継いだもの。「背骨が中心、性の働きを重視、からだの自発性を尊重する」など、整体との共通点も多く、禅密功は自ずと気功協会の中心功法となった。

 2000年、年初に氣道協会代表の長谷川淨潤先生を初めて京都に迎え講座を開催。野口晴哉氏の整体を主軸に、ヨガ、操体法、快医学、各種自然療法、心理療法などを矛盾なく統合されてきたことに感服。その後定期的に講座をお願いしながら、気功協会の中にも様々な技法を整理するための「心身の基本文法」が根付いていった。

 4月、長女たまが京都山科の一燈園小学校に2年生で転入。学園の行事に度々参加しながら、創始者西田天香さんの大自然の働きを拝む「無所有・奉仕」の思想にふれ、気功協会設立への精神的支柱となった。権威的にも独善的にもならず、他と競い争い合うこともない天香さんのあり方。純粋無垢で中立的でありながら、すっと芯の通った中心が保たれている一燈園という生活の場が長く続いてきたこと。これらは新しい気功の組織を編成していく上で、陰に陽に影響を受けざるを得ないものだった。
 
 2000年5月、有志とともに「気功協会」を任意団体として設立。
 翌2001年、NPO法人として認証を受け、その運営責任者となる。
代表世話役は医師・吉田昭子氏、のちに退任。
 その後の活動は「気功協会のあゆみ」参照、現在に至る。


主な著作

『からだの自然が目を覚ます 気功入門』(春秋社) 2004
『うごいてやすむ 幸福になる気功』(春秋社) 2006
『生まれて育つ いのちの気功 幸せなお産と子育てのために』(春秋社)2008
『気功の学校 自然な体がよみがえる』(ちくま新書) 2010
『治る力 病の波を乗りこなす』(春秋社) 2013
『子どもの幸せのために ほんとうに大切なこと』(PHP研究所) 2013
『はじめての気功 楽になるレッスン』(ちくま文庫) 2016
『季節をめぐる気功 この一年で身体が変わる』(春秋社) 2020

オリジナル気功

・心がおちつく やさしい気功
・肩の荷がおりる気功    他多数

主な担当教室

・気功の学校
・禅密の学校
・蔦町気功の会
・京の気功入門
・季節をめぐる気功(朝日カルチャーセンター大阪・中之島)
・気功マンスリーライブ(YouTube 配信講座)

講座の記録集


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