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気功協会 会員の心得

WebSite 「気功のひろば」のリニューアルに伴って、
「会員の心得」を見直してみました。
2000年の設立当初から変わらずに流れ続けているもの、
そして、22年の活動の間によりはっきりとしてきたこともあります。
なかなか表現しきれない部分も多く、今回も「暫定版」です。
[2022年8月 改訂版]     運営責任者 天野泰司



1.  自然が先生

会員は、私たちの体の中にある自然の働きに目を向け、耳を傾け、今ここに生き生きと働いている「自然」を師として、学びを深めます。

誰か偉い先生がいるのではなく、「自然が先生」。
ここに集っているみんなが、同じ「自然を学ぶ生徒」です。
堅苦しい上下関係や、師弟制度などはもちろんなく、
誰もが自分らしくいられる場を育てていきます。

2.  自由に動く

会員は、体をゆるめ、感覚を働かせ、その時々に応じて、今必要な判断や行動を、自分の体の声にしたがって、自由かつ自然に行います。

どんなにすばらしいことでも、その思想や信条に従って「こうしなければ」と進めていけば、誤った方向に進んでしまうことが多いもの。私たちを含めた世界は常に変化しています。その自然の流れにそって、一番適切な選択ができるように、自分の身体感覚を常に高めていく方向に向かいます。

3.  私を大切にする

会員は、心と体を自分の所有物のように思わず、最も身近で大事な他人のように、心から大切にし、ていねいに育みます。その働きが十全に引き出されるように、ちょうどよい気配り、心配りをしていきます。

自分を大切にする習慣は、自ずとまわりの誰かを大切にすることにつながり、本当の意味の愛や思いやりが育ち、広がっていくことになるでしょう。

4.  他者を思いやる

会員は、自らを大切にするのと同様に他者を思いやり、お互いに気持ちよく心地よくなるように、ちょうどよい気配り、心配りをします。

人間はお互いに支え合い、助け合って生きています。他者への適切な配慮は生活を潤す清水になっていくでしょう。

5.  環境に気を配る

会員は、自分をとりまく環境に配慮します。できるだけ心地よく過ごせるように、身の周りにも、地球全体の自然環境に対しても、ちょうどよい気配り、心配りをしていきます。

周囲の環境が心地よくなると、自ずと日々を豊かに感じ、健やかな心身が育まれていくでしょう。

6.  自然を伝える

会員は、気功を「大自然の公法」「人類の公共技術」と捉え、なるべくやさしく、極端な偏りがない自然な形で伝えることを心がけます。

不当に高額な謝礼を求めたり、相手に固定観念を押し付けないことはもちろん、自分の中に過剰な思い込みがないか、自然から外れて不自然になっていないかという問いかけを忘れず、気功を楽しみ、人にも伝えましょう。
気功は、緊張をゆるめ感覚を高めて、体と対話しながらその自然の力に気づき、健やかな心身を育くむ自然なものです。

7.  自ら楽しむ

会員は、健やかで心地よい心身を育んで、生活や気功を楽しみ、私らしい幸せへ心を向けていきます。

頑張りすぎるのではなく、受け身でもなく、まず自分から、体が望んでいる方向へ楽々と気持ちよく動いていく。それが本来の自然な動き方、私たち気功協会のあり方そのものです。
心身は百人百様、幸せの形も人それぞれ。私が幸せな方へ進むことで、水滴が集まって小川になり、大河になるように、流れが生まれてくるでしょう。


参考 2000年、設立当初の会員の心得

  1. 会員は、自分のからだをよりどころとし、
    からだの実感を元に主体的な判断をしようと心掛けること。

  2. 会員は、それぞれの自然の役割に応じて気功協会という広場を
    自ら楽しみ活用しようとすること。

  3. 会員は、気功を人類の公共資産、あるいは大自然の公法の一部ととらえ、
    自分が知りえた大切な技法や情報を積極的に公開すること。

  4. 会員は、他人の立場を尊重し、協調的であること。

  5. 会員は、他人に対して強迫観念を強いるような言動を慎むこと。

  6. 会員が気功を伝え教えることを推奨するが、不当に高額な謝礼を要求しないこと。

  7. 会員は、自らの判断と責任によって行動し、他者を思いやり、
    迷惑をかけないよう心掛けること。


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天野泰司 プロフィール

https://npo-kikou.com


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