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小さな平和な世界

「神々が宿る島」と言われているバリ島。

「海の神様」「月の神様」「太陽の神様」など、様々な神様が存在していて、お祭りや儀式が数え切れないほどある。

だから毎日、あっちもお祭り・こっちもお祭り。インドネシア人の民族衣装姿や、お祈り風景を見ない日はない。

さらには、お祭り理由の交通渋滞や、役所・学校が突然お休みになることは当たり前。
大事な予定を組んでたって、儀式を理由に変更させられちゃうことも日常茶飯事。

正直「もう勘弁してくれ〜」とか思っちゃうこともある心の狭い私なんだけど、同時に、「祈ること」「儀式やお祭り」を生活の軸に置いて、自分達が大切だと思うことに愛と手間をたっぷりかけるインドネシア人の生き方は、本当に美しいなぁと思う。

先日は、ポトンギギ(Potong gigi)という、僧侶が「歯を削る」儀式があることを初めて知った。

「犬歯=理性のない動物のもの」だから、尖った犬歯を削ることで、理性ある人間(大人)になるんだって!動物から人間に…。

日本の成人式的な位置づけで、お葬式や結婚式と同じくらい重要な儀式だそう。

(majalahbali.comより)

で、歯を削ってる間は悪霊等のネガティブなものに取り憑かれやすいから、絶対に目を閉じてはいけないんだとか。
(コンタクトの人、めちゃくちゃ目が乾くよねw)

キレイな民族衣装に身を包み、歯を削り終わった後は、お寺でお祈り&高僧に聖水をかけてもらい、最後は両親の素手でご飯を食べさせてもらう(スプーン等は禁止)、という流れ。

おもしろーい!!

----そして宗教儀式ではないけれど、イベントと言えば、今月17日はインドネシアの独立記念日だった。

Such a great day/week to celebrate the country I call home and with the community I live in.

あちこちで祝福の式典&パレードが行われ、みんな自分のバイクや自転車に旗を付け、顔に国旗の絵を描いたりして、国中が祝福ムードの楽しい1日。

首都ジャカルタでは「ヤシの木登り競争」が恒例行事と教えてもらった。

私は見たことないんだけど、油が塗られたヤシの木にみんなが必死でよじ登り、めちゃくちゃ盛り上がるイベントなんだって。

(yahoo newsより)

今年はコロナを気にする必要もほぼなくなり、バリ島も各コミュニティがそれぞれミニ運動会で盛り上がってて、すごくいい雰囲気な1週間だったなー。

ちなみに、ミニ運動会の催しの中でも「目隠しアヒル探し競争」は、何回見てもお腹抱えて笑う私の大のお気に入り。

完全にドリフ。
インドネシア人、最高すぎる。

「目隠しアヒル探し競争」の動画見たら、落ち込んでる時でも笑っちゃって元気になれること間違いなしなので、リンク貼り付けときます。

■動画はこちらから: "find thd duck"

-----さて。

今年で77回目の独立記念日を迎えたインドネシア。第二次世界大戦中(1942年頃)は、日本がインドネシアを占領していた。

当時から約80年の時が経ち、私はこの国に住まわせてもらい、この国のみんなに本当に良くしてもらっている。forwardすべきな受けた徳ポイントが溜まりまくってる。

レンも朝から晩までゲラゲラ笑ってばかり。

2022年になっても世界に戦争や内戦は絶えないし、暗いニュースもあふれてるけど、愛や光もいーっぱいある。

ここにある幸せや平和の連鎖を、この土地のみんなと、ゆっくりゆっくり育んでいけますように。

Happy belated Independence day, Indonesia!
みんないつもありがとう。

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