"そこだけ"ではない。
こんばんは!
フリーランス理学療法士の nozomi です^^
とある症例で感じたこと。
肩の骨折のあと、腕が上がらなくなった。
指先の方も思うように動かなくなって、力を入れると固まってしまうこともある。
この方は、90歳超え。
さて、どこをみますか?
肩の骨折で、腕が上がらないなら、やっぱり肩周辺の治療でしょうか。
ぶっちゃけ90歳超えの方の肩は、なかなか手強いかと思います。だって、肩だけじゃなくて色々な所が硬くなっています。
若い頃のように腕が上がらなくて当然。
背中も腰も曲がってきて(円背)、膝もO脚になって…
全身がそういう状態ということは。
肩だけ色々しても、なかなか改善しないのではないでしょうか。
もちろんご本人様の悩みが「腕が思うように動かない」なのかもしれませんが(まだお話したことがないので予測ですが)本当にそれを改善したいのなら、全体的にみて、どこにアプローチすることが的確なのかを見極める必要があると思います。
必ずしも不具合が生じている原因が、その場所とは限りません。
わたしなら、肩周辺への治療はもちろんですが(本人の主訴だし今困ってることだから)同時進行で、まずは足のコンディションを整えることから始めるかもしれません。
それは原因が"そこだけ"ではないから。
部分的にみるのではなく、できるだけ多方面から全体をみるから。
これはあくまでも、予測にすぎないので、実際に関わった結果はまた書きますね^^
"思うような結果に繋がらない"
"この治療はなんか違う…"
と思いながらも、どうしたらいいか分からないと感じている方のお力になれるかも。
そう思い、自分の実践と体験をまとめたテキストを作成中です!完成したら、note 内でも販売できたらいいなと思っています。
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