見出し画像

違和感のある言葉たちを見つめると、自分の立ち位置が見えてくるという話

社会保険労務士を生業として、中小企業の雇用環境整備の支援を行っております、やはだと申します。学生時代のあだ名”つーじー”で活動する時もあります。

昔から言葉遣いには気を付けていて、コンビニでの会計後などに「こちらお釣りの方になります」と言われると心の中で「お釣りとは別の何かの方向性が示されるのだろうか」とつまらないツッコミを入れるタイプです。つまり、やなヤツ。

割りと本気に言葉には魂が宿ると信じているので、せめて自分が発する言葉はできる限り誠実なものにしたいと努めてます。うっかり発する言葉で周りの人にあらぬ誤解は招きたくないものです。

特に仕事でつかう言葉には、職業上のその人なりのこだわりが反映されると思ってます。私は放射線のことは何もわからないので、シーベルトだろうがベクレルだろうがどちらでもいいと思っちゃう。でも放射線を専門とする人はそうではないはず。

仕事でつかう言葉にはなおのこと気を付けたいーー他人目には頑なだと思われようが、「だからこそこだわりたい」、そんな言葉が存在します。

今日はそんな言葉について、つらつらと。

こだわる言葉その1《顧問》

私のプロフィールにも書いている、「お願いですから先生と呼ばないでください」。このことについては以前も書きました。↓

士業は「先生」と呼ばれるのが習わしみたいなんですが、「先生」とよばれることが私には違和感ありまくりなんです。

同じように『顧問』というのも私には違和感あります。顧問って、外野からアドバイスするおじさんというイメージがあって…。いや、それは私が勝手に抱いているイメージなんですよ!

顧問ってこんなイメージ

多分、中学校時代に部活動をしていて(※テニス部でした)、その時の部活動の『顧問』が年齢層が上の男性だったことが多いに脳内インプリンティングされてるんだろーな。長岡先生、元気かな?

でもそのイメージがある以上、『顧問社労士』というのは私が目指したい会社との関係性が築けないような気がしてしまって、『顧問先』『顧問契約』という言葉を私から発することはないです。

誤解のないようにしたいのですが、他の先生方が『顧問先』ということはいいんです。そこをとやかく言うつもりはありません。
大人の、成熟した距離感で会社さんとお付き合いなさるのでしょう。
そもそも専門家としてアドバイザリー業務を行うのは、れっきとした『顧問業』です!それはハッキリ言えます!

だ・け・ど!

敢えて言うなら私はおじさんではないし、アドバイスするというか共創する関係性でいたいし、外野からというよりは出来ることなら現場にいって共にありたいし。お客様からもそう思ってほしい。

考え方に甘さがあるのかもしれませんが、所詮わたしは何処までいっても「おっちょこ」ですから。
悲しいことに威厳的なオーラを身に着けることは出来てません。私が考える顧問の理想像からは離れているのです。

よって私は『顧問』を次のように言い換えてます。

顧問先→お客様の会社、または関与先
顧問契約→社労士業務委託契約

こんなこだわり、誰も気にしないだろうし本当はどうでもいいのかも。自分に自信がないのを一生懸命取り繕っている気もします。

考えすぎなのかな、この《違和感》。



皆さんにはそんな、違和感のある言葉ってないでしょうか?
周りが使っているから合わせて何となく使うんだけど、自分にはなーんかしっくりこない言葉。

違和感を感じたらギュッとつかまえてみて、何がもやもやをつくっているのか、正体を探ってみると面白いかもですよ。


私にとって違和感のある言葉、実は他にもありまして、『就業規則』や『人事制度』も、な~んか違うんだよな〜感があります。
が、それはまた機会を改めて。

本日もお読みいただきありがとうございました♡
よかったらスキしていってください!



☆★☆このnoteについて☆★☆

読む人がすーっと読めて、なんとなーく労務管理脳になってもらえることを目指しています。会社員、社長や管理職、正社員もアルバイト・パートも、またフリーランスなど雇用契約を結んでいない人、どんな人でも働くときの権利について知っていて損はありません。

働く全ての人が知識の底上げをしていき、私の目指す世界「人生・仕事を面白がれる大人を増やす」につながっていくことを期待しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?