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幸せな人は「お金」と「働く」を知っている


以前、角川武蔵野ミュージアムに行き、新井和宏さんの「幸せな人は「お金」と「働く」を知っている」を見つけました。


子育てをする中でも「お金」の捉え方は自分自身でも見直しておきたいと思い、手に取りました。

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長男も5歳を過ぎて「お金」で物を買えることは理解していて、漠然とお金がある=いい事という捉え方をしています。

ただ大人の私もお金があるほうが助かる場面は多いと理解しつつも、お金があることだけで満たされるわけではないことも理解しています。

また最近では「投資」が一つの主流となるつつある中、お金を増やしていくこと自体が目的になり、その目的に時間をかけていくことへも疑問が湧きました。
ただ何もわからずぼんやりとした理解の中で何となく「あまり好きでないもの」と分類して嫌煙していても、自分にとっても子どもに聞かれた時にも伝えられないのも良くないなと思いました。

そんな「お金」についての捉え方を少し掘り下げて理解することで子どもにも伝えられることがあるような気がしました。

新井さんは元金融マンで大病を患ったことがきっかけとなり、今までの働き方を考える機会となりました。

「投資をただのお金儲けの手段から本当の意味で世の中の役にたつお金の使い方を実感できる仕組みに変えることが出来たらどれだけ素晴らしいか」と思い、金融業界で働いていたノウハウを活かし、鎌倉投信を設立されました。



「鎌倉投信は資金を必要としている会社にお金を出資し、その会社が活動し、成果を出すことによってリターンを得る(預かったお金を増やす)という仕組みが基本になっています)
「ただお金を増やすことだけを目的とするといままでの金融の仕組みと変わりありません。

鎌倉投信では社会を豊かにする『いい会社』を応援する仕組みです。
(1)応援する理由を明確にする
(2)より多くの人が応援できるように投資先をすべて開示する
(3)応援するからには短期的に業績が悪くても手放さず、買い増す
(4)会社の基本方針が変わらない限り投資し続ける
という方針のもとに運用しています。」



最初はお金の本と思って手にしていましたがお金自体は働いた対価として得られるものなので仕事観についても自分自身の働き方と重ねて振り返る内容でした。

何故自分は今の仕事を選んだのか、仕事をしながら何を学びたいと思っているのかなど、その時の状況などで都度変化するものですが、それも含めて仕事を通して気づきを得ることは本当に多岐にわたるなと感じました。

通して感じたことはお金に振り回される人に成ってはいけないということ。

お金は大切であるけれど、お金のためだけに動くような思考にはならないよう、それもまたバランス感覚が必要ではありますが、本質的なものは何かなと常にアンテナを張りながら「お金」と付き合っていく必要があるなと思いました。

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