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『思慕の花』...夜話 message from spirits


地平線に ゆっくりと陽が落ちてゆく頃

 

ふいに背中の辺りに

不安を覚えることがある



 

どうにもやりきれないこの感覚は

幼い頃から僕を掴んで

放してはくれない

 



そんな時


暖かくて

柔らかな香りで包み込んでくれる花...

 


幼い頃に 見失ってしまった花...


何処かで逢えるのではないかと


もしかしたら僕は
今でも探し続けているのかもしれない...🍀

noZomi


・・・

思慕の花


・・・

 
西の空に陽が傾いて、
辺りが徐々に闇に包まれていく夕暮れ時。


その時間になると、
得体の知れない不安が、背後から忍び寄って来る。

 
まるで片足で立っているような、
もとない感覚に呑み込まれそうになる。


 
それは、
遠い日々、幼い僕が味わっていた感覚。


今でも夕暮れ時にふと、背中の真ん中辺りに…

そんな手の届かない場所に、
ザワザワとした不安のようなものを覚える瞬間がある。


もう、とっくの昔に忘れていたはずなのに…🍀

  noZomi hayakawa




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