人間関係の秘訣 1

人間関係について悩んでいる人のなんと多いことか。
ぼくは人間関係について思い悩むことがない特殊な障害(ASD)なのだが、かといって孤独ではない。
多くの友人に恵まれ、妻もいるし子供もいるし、家族関係も(双方のイエを含めて)良好である。
どうなっているのだろうか。思う侭に記述してみる。

①いちいち反応を気にすることをやめる
たとえばSNSで友人にコメントしたのに反応が無かったらどうだろうか けっこうな割合の人が「どうして…」と思うのではないだろうか しかし気づかなかった、気づいていたが即座に反応できなくて忘れただけかもしれない そもそもSNSでコメントの反応がないくらいで騒ぐほどのことなのか 無視されたとして数回くらいの無視は許容してあげたらどうか 本当に心の置けない友人だったらどうして反応がないのか尋ねればよい 訊けないと悩むのはその程度の関係なのである 究極、どうでもいいのだ

②現実における人間関係も然程大したことはない
人間関係は自分の年齢によって変遷する たとえば中学校 ぼくはまったく中学校の授業に出なかった それは入学式で騒いでいる同級生や上級生を観て、こんな奴等と一緒に勉強したくない(さらに言えば一緒に居られるという自信がない)(極言すれば仲良くできる自信がない)という理由からだった それで、中学校では全く人間関係が築けずにいて保健の先生とばかり親しくなったが、全然悪くなかった 保健の先生はいい人だったし、高校入試に当たって平均評定3.9という惨状を進路担当に抗議してくれた 結局ぼくは公立高校に250点中243点を取って1位で入学したので、いくらなんでも評定が3.9なのはおかしいことが中学を超えて話題になった 高校では注目されていたので、比較的快活な性格や当時見た目が良かったこともあって友達がいっぱいできた 正直どうやってコミュニケーションとっていいか分からなかったので、思ったことをズケズケ言っていた 注目されていたので、横柄になっていたと思う それで取り返しのつかない人間関係における失敗を何度かした そのたびに友達を失った ぼくは気づかなかった 本気で分からなかった ASDと正式に診断されたのが29歳なので遅すぎた 「しかし何ら困らなかった」 そう、困ることは一切なかった 人間関係を気にするから人間関係が気になるのであって、気にしなければ困らないのだ 付き合った女の子にも、一緒の大学に行きたかったのにぼくが全然勉強しないので困る、と言われた ぼくは一緒の大学に行くなど夢にも思っていなかった 付き合いで早稲田大学を受けたが4回も落ちて一緒に大学に行くことは結局できなかった ただ浪人として河合塾駒場校の東大文類コースに在籍したので、同じ東京に住むことはできた ぼくはおおかたの東大文類コースの友人・あるいは友人の期待・あるいは友人の思い込みを裏切り、立命館大に進学した そのさいも大勢の友達を失ったが、まったく気づかなかった そして立命館大ではまず放送サークルに在籍したが嫌になって3ヶ月で辞めた 辞める際に本当に多くの人に引き留められたし、説得された しかし嫌だったので辞めた その際も多くの友人を失った 大学3回生になって勉強したくなったので選抜試験を受けて国Ⅰのキャリアを目指した 思ったより勉強がはかどって国Ⅰに合格した それで官庁訪問をしたのだが、暑くてやってられなくて(ついでに言うと、待合室の雰囲気とか夜半まで残って当然という雰囲気についていけなかった)途中で全部投げ出し、しかし、3クール目に法務省に通い始めて内定したので、ある種の(真面目に回っている人)からは反感を買った まぁそんなことはぼくの考慮外で、内定すればそれでよかった 冗談で法務省定年したら公証人でもやって安気に暮らしますかと言ったら、内定が無い友達を失った しかし気づかなかった なぜ急にぼくを避けるようになったのかわからなかった そうして大学を卒業した 霞が関のキャリアとして社会に関われるのを嬉しく思った

うーむ、どうも纏まりがなくなってきたのでいったん筆をおきます その2を書こうと思います。ここまで読んでいただきありがとうございました。まぁつまり、人間関係に超無頓着でもなんとかなるし、常識的な人間で趣味もあれば、おのずと良好な人間関係に恵まれるということを証明したかったのですが、次回以降に続きます。

この記事が参加している募集

自己紹介

新生活をたのしく

🌿