漫画家・杉田圭先生の復活ツイートに、思わず高校時代の興奮が蘇る

今日ぼんやりとTwitterを眺めていたところ、思わぬツイートが目に入った。

漫画家・杉田圭先生の再活動をお知らせするツイートだ。

療養のためにお休みを頂いておりましたが、度を過ごしてしまいお詫び申し上げます。

— 杉田圭 (@suguitak) July 15, 2021

杉田先生は、平安歌人の様子を描いた漫画『うた恋い。』の作者だ。

同作は私が高校時代を過ごしていた頃に出版されたもので、好きな作品ランキングの上位に必ずランクインしていた、大好きな作品だ。

昔から日本文化に強い関心を持ち、特に和歌の世界に興味を抱いていた高校時代の私は、何度も何度もページをめくり、気が付いた時には本がヨレヨレになるほど読み込んでいた。　

続きの巻が出れば迷わず購入して、平安歌人の世界をとても楽しんでいた。

アニメが決まったときも嬉しかったし、美術の時間に紙袋をデザインしたときには、作品をイメージしたものを作成した。

大学では、古文書を辿り、和歌の世界に浸れると信じてやまなかった。

ところが現実は、古文書とは縁もゆかりもない学問を専攻し、うた恋い。の続編は読めぬまま、先生の安否だけを気にかける日が続いた。

大学を卒業し、美術の世界にどっぷりと浸かり、和歌とは縁遠い生活をしていたときに、先生のツイートを目にして、あの頃の興奮が蘇るようだ。

平安歌人の生活をコミカルに描いた新作を、また手に取れる日が、今から楽しみでならない。