見出し画像

【まめ知識】ほこりの誕生/ほこりの色

「ほこりって、どうやって生まれるの?」

家の掃除をしていると、
毎回どうしてもこの問いが頭の中をよぎります。
だって昨日掃除したじゃん…。
なんなら、一昨日もやったよ?
ピカピカだったよ?ついさっきまで。
なんでまた新たな塊が生み落とされているのよ…。
と、日々心の中の大泉洋がぼやきます。

学校もそうです。
私は体育を担当しているので、
掃除担当場所は大抵の場合、体育館です。
フローリングの大海原とも呼ばれる体育館は
(呼ばれてない)
パッとみる限り綺麗なものの、
モップがけをすると、
灰色の塊たちがスクラム組んで出てきます。

掃除をしては新たなほこりが生み出されるという
同じことの繰り返しに飽き飽きしていたある日、
「ほこりってどうやって生まれるの?」と、
ずっと思っていたけれど、
なんとなく口にする機会がなかった問いが
声に出ていました。

その呟きをきっかけに、
子どもたちがああでもない、こうでもないと
議論を始めました。

とある1年生は、
「わかった!きっと足の裏から
ぽぽぽぽぽって出てくるんだよ!」
→上級生(かわゆ)
→私(癒し)
※この学校の掃除は、異学年の子どもが集まる縦割りでした。

上級生はさすがにぽぽぽぽぽっと
ほこりは生まれてこないことは知っていましたが、
どうしてと言われるとわからない。
横でそのやりとりを見ている私も、
パッといい答えは出てこない。

じゃぁ全員の宿題ということにしましょう。

宿題#1:どうやってほこりは生まれるの?

ということで家に帰ってから
Google先生に聞きました。
家電やインテリア商品で有名な
アイリスオーヤマのホームページを見てみましょう。


(サイトより抜粋)
ホコリの正体は、実は半分以上が衣類などの繊維からできています。

衣類の繊維が擦れたり毛羽立つと、それが抜けて、空気中に浮遊します。人の出入りがなくなり、空気の動きが小さくなると、ホコリのうち重いものが床に落ちます。落ちたホコリはまだ、床の上にのった状態です。そして空気が流れると壁や家具にぶつかり留まって、隅へ隅へとたまっていきます。

ホコリが目に付くところは、決まっている

・フローリングの真ん中より、隅の方に溜まる。
・階段は、歩くところよりも角のコーナーに溜まる。
・洗面所やトイレは綿ホコリが多い。
・畳よりもフローリングのほうが目立つ。

ホコリは、端へ端へと移動して隅にたまる性質があります。サニタリーまわりに綿ボコリが多いと感じられるのは、頻繁に服を脱ぎ着するため、衣類がこすれて綿ボコリが発生しやすい環境だからです。


子どもたちも自分なりに調べて、
次の日、分かったことを発表してくれました。
(すごくすてき。)

なるほど、ほこりは空中に浮いているものが
集まってできるものだから、
「空気の行き止まり」になっている場所を探せば、
効率的にお掃除ができるね。
それじゃぁ、
空気の行き止まりになりそうな場所を探してみようか。

「掃除をするとは?」という問いに
論理的な意味付けを行うことができた御一行は、
それまで以上に、
効率的に掃除を行うことができるようになりました。

「ほこりってなぜ灰色なの?」

ん?ちょっとまって。
「衣類の繊維が擦れたりしてできたものだと分かったけれど、
なぜほこりはすべて灰色なの?
みんな色んな色の服を着ているじゃないの。」

「色んな色の繊維が混ざっているからでしょう!?
混ぜたらそういう色になるんだよ!」

「確かに。でも、色んな色を混ぜたら黒になるんじゃないの?」

???

宿題#2 ほこりってなぜ灰色なの?


(サイトより抜粋)
ホコリの半数以上を占める細い繊維くずは、洋服を脱ぬぎ着したり、布団を動かしたりすることで生まれます。ホコリとして固まると灰色ですが、拡大すると、いろんな色いろの繊維がまざっています。梅村うめむらさんは、「いろんな色いろの繊維が混り合あっているために灰色に見えるのです。図工のとき、いろんな色いろの絵の具ぐを混ぜると、灰色になりませんでしたか? それと同じ原理です」と説明しました。


子どもたちの直感と事前知識は正しかったようです。
色んな色を混ぜたら濃さの違う「黒」になる
=ほこりの場合、その密度から「灰色」になる

実際のほこりをみてみると、
色んな色が混ざっているということは、
自分の目で見てみると面白いかもしれません。
今度はそこまで足を伸ばしてみようと思います。

#掃除 #掃除の時間 #体育館 #調べ学習 #おそうじ #ほこり #ホコリ #埃 #ほこりの色 #くらしの不思議 #豆知識 #色 #色の不思議 #生活  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?