言葉317
キミは感情に蓋をする。
誰から教わったわけでもないのに、
「いまだけ、いまだけ」と、ふつふつと沸き起こる感情にキミは蓋をする。
キミは感情がナマモノであることを知っている。冷凍保存も冷蔵保存も本来は効かない。感情を寝かしておくなんてことはできやしないことは分かっていてもキミは感情に蓋をする。
取り出そうとしても開け方が分からない、なんてことはザラにある。感情は逐一キミの体温を変化させるし、体重計のメモリは変わらないかもしれないのに身体の重さを変える。
抗う術などないし必要もないのだから、
キミは感情に抗わなくていい。
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