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わたしは思うのでth(す)

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趣味の映画やイラスト、ゲーム。仕事にしている国際交流や、子供の学習支援。
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2020年2月の記事一覧

こどもは意欲と発想の花火

たまたま、コドモさんたちと一緒に絵を描く機会があったのだ。6歳と8歳の方たち。彼らのもの凄い集中力と、自由な発想で爆発するオリジナル・ワールドにびっくりする。 描かれた謎のモンスターについて「これは何なの?どのくらいの大きさ?」と尋ねると、一生懸命に説明してくれた。     またあるコドモさんからは、「アンモナイトを描いて!」と言われたので、僕はいい加減なクリーチャーを描いてあげた。すると、それを器用にハサミで切り抜き、他の紙にそれを模写していた。 この意欲や発想力を才能

こっちでは中止、あっちでは実施

3月のTOEIC公開テストが例の肺炎の影響で中止になったそうだ。僕はTOEICは受験しないが、今週末に英検の2次試験を控えている。面接形式の試験だ。 TOEICのLRテスト(リスニング、リーディング)は筆記だから、黙ってかりかりとやる形式。それが中止に。確かに、誰かが気合のようなくしゃみを盛大にしないとも限らないからね。試験会場には大勢が来るわけだし、良い判断だと思う。 今のところ、英検の公式サイトには中止や延期のお知らせは出ていない。その代わり、「かならずマスクを着

そのときどきの流行り言葉

先日、20歳くらい年上のお友達と話していて、こう言われたのだ。「あんたパンクチュアルね!」と。パンクチュアル?「時間に正確な」っていう意味の英単語やんね?そのように尋ねると、「アラ。私らの頃に流行った言葉だわよ」とのことだった。 他にも流行った言葉として、「スノッブ」というのがあったらしい。「知識人ぶって鼻持ちならない野郎」を形容する言葉だそうだ。なるほど、村上春樹さんの初期の小説に「スノッブ」が出てきた気がするから、時代的には一致しているわけだ。 違うときに別のお友達と

映画「ターミナル」と、人情

トム・ハンクス主演の映画「ターミナル」を、何年かぶりに観た。やはり、とても元気づけられる映画だった。 主人公のおじさんは、旧ソ連の架空の小国から来た人。用事があってニューヨークを訪れる。だが空港に着いたところで、祖国で勃発したクーデターの影響でパスポートが無効になってしまう。その結果入国が不可能になり、ターミナルで数ヶ月の間サヴァイヴァルを強いられるというお話だ。 このおじさん、英語が話せないものだから、最初は周りのひとにとても煙たがられる。その孤独具合が、観ていてと

イベントの中止とか、人と自由に会えないこととか

例の肺炎の影響で、あちこちでイベントごとが中止になっているみたいだ。ライブとかお芝居とかマラソン大会とか。まったく仕方がない。 だが例えばマラソンだと、その大会のために数ヶ月準備してきたような人にとっては、残念すぎるだろうな。僕は以前、大会の2ヶ月前に骨折をしてフルマラソンを見送ったことがあった。悔しすぎてベソをかきながら病院から帰ったよ(これは自分が悪いか笑)。     僕らの合唱団でも「今月の練習、どうするべ?」という話がチラッと出ている。練習が中止となると、僕にはかな

「リングフィットアドベンチャー」のいいところと効果

ニンテンドースイッチに対応した、フィットネス用のソフト「リングフィットアドベンチャー」。かれこれ3ヶ月くらい、汗だくになってかがんだり踏ん張ったり。リングフィットの何がいいのか?続けた効果は?ちょっとまとめてみた。 いいところ① ゲーム要素がやる気を後押しなんといっても、ゲームと融合しているのがいい。レベルや装備や技の概念があり、「トレーニングでいろんな敵やコースを制覇していく」という目標がある。僕はもともとゲームが好きだから、「ひとつ今日もやるか」という気持ちになる。

シリアスさをしなやかに描く 「パラサイト 半地下の家族」

「パラサイト 半地下の家族」を観てきた。扱われているテーマの重さに関わらず、「いい映画をみたなあ」という満足した気持ちになれた。 貧しい家族が、お金持ちのお家にうまいこと入り込み、文字通り「寄生」するというお話だ。そこには犯罪めいた要素も入ってくる。ただ、寄生する方にはそうしきゃいけない事情がある。だから簡単に良し悪しでジャッジできない。そこがこの映画のいいところだ。 寄生家族の行うあらゆることがギリギリなので、「やめときゃいいのに」って何度も思う。だがそれはユーモアたっ

ダウンロードが便利なのはわかっているけど

僕はコンピューターゲームをけっこう遊ぶ。Nintendo Switchなんかでゲームを買うときに、ちょっと前までは便利なダウンロード版を選んでいた。 ところが最近は、ゲームをまたパッケージ(箱に入ったソフト)で買うようになった。箱もソフトもいずれはプラスチックごみになるから、エコな行為ではない。それに、ゲームはプレイすれば体験としては同じなのである。 そんなことは頭では分かっている。だが、品物が手元にある感覚が、たまらなく嬉しい。これはどういうことなのだろう?ゲームの箱と

イイネじゃねえよ

どのSNSでも、「フォロワー○百人達成!」というような発信をよく目にする。そういうのを見たとき、フォローしてくる人の中にも当然色々いるんだろうな、なんて想像する。大変失礼な言い方になるのだけど、自分の好き嫌いで選べるわけじゃないから。 そんなことを考えていたときに、ソ―シャルメディアになにも書かない妻に「あんた、SNSに発信をせえへんよね?」と言ってみたのだ。すると、「そんなのやらないよ。人にイイネなんてされたくないし。「イイネじゃねえよ」と思っちゃう」と返ってきた。 「

「自分はこれで良い」と思えることをやる

「自分を肯定する方に体力も心も持っていったほうがいいよね」 この間、お友達と話していてこのような話になった。   自分の口から「自己肯定」なんていうと、幸福について勉強するセミナーみたいな味わいを帯びるので、やや抵抗感がある。だが、「自分これでオッケー」と思えることは、とても良いことだよなと常々思っている。   僕の「自分これでオッケー」(という表現を使う)という感覚を支えているのは、なんといっても合唱だ。稽古の場で喋ったり、指揮をやったり、人に聴いてもらう場にいるときの状態

手のかからなすぎる子

先日ホームセンターで見つけて買ってきた、エアープランツ。「エアープランツ」というのは正式な名称じゃない。土とか根っこを必要としない方たちをまとめた呼び方だ。空気中の水分を細々と吸収して生きておられる。 つまりこの写真の方たちは、鉢からもぎとって来たものではなく、この状態が普通なのだ。昔、毎朝アサガオに水をやっていたことを考えると、驚きの生態である。 驚きよりもむしろ、凄く変な感じがする。左のお方は僕の部屋の本棚に、ポンと置かれている。正直なところ、あまり生き物を扱っている