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感情のパーソナルスペースを侵すな

年末年始は普段会わない人に会う機会が多い。
そのため、いろんな価値観に触れることもいつもより多くなるような気がする。
よい気づきを得られる時間も多い。
問題なのは、こちらにとって不快な決めつけをしてくる人だ。

※今回は少し切り込んだ内容なので、不快になりそうなら読むのをおやめくださいね※

* * *

よくある質問を以下にあげてみた+そこに私の思いをくっつけてみた。

どこの大学に進学するの?
まず進学すると決めつけており、さらにそれが大学しかないような聞き方だ。進学するにしても、何を学ぶかの方が重要であり、どの学校なのかはその次だと個人的に思う。突然学校名からたずねる質問者には、なんらかの学歴コンプレックスがある場合が多い。答えても比較されたりして、めんどくさい。

結婚はいつ?
やかましいわ。相手の有無もあるし、LGBTQなどの理由もあったりするし、何らかの事情で婚姻を選択しない場合もあるだろう。
伝えたい人には詳細を伝えているから。あなたが情報を知らない時点で察してくれ。

こどもはまだ?
“産みたくない“を含め産まない人もいるし、理由があって産めない人もいる。そんなセンシティブなとこに切り込むのはおやめ!言いたいことがある時はこちらから言うから。
だいたい結婚するまではそういうお話は下品なこと、、という雰囲気だったのに、結婚したら公然と聞いてくるのはなんだ。

授乳は母乳なの?
それを聞いてどうしようと言うのか。その場にお母さん経験者がたくさんいたとしたら、母乳派をほめてもミルク派をほめても、片方がモヤモヤするじゃないか。ほめるつもりでも、片方を下げることで片方を上げるほめ方は美しくないぞ!

* * *

その他にも、きっと色んな質問があって、色んな意見があるのだろう。
共通して言えることはまず

「距離感を見誤るな」

ということ。
上にあげた質問も、相手との関係性とその距離感によって不快なものになるか、楽しい雑談になるかが変わる。そのへんをはかるのが下手な人が、ぶっこんでくるイメージ。
反面教師反面教師。次に、

「おしつけるな」

ということ。
偏差値の高い大学に行くのが幸せ、結婚した方が幸せ、それもひとつの意見で間違ってはいない。
「私はこれで幸せなんです」なら主体は相手なので、ふんふん聞いていればよい。
「だからあなたも、、、」と続きだすと主体がこちらになるので、対岸のものではなくなってしまう。そうなると自分の範疇にコトが及んでくるので、感情のパーソナルスペースを侵されたような気がして不快なのだ。

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時々とびだすノビ夫の名言に、
「常識はうつりかわる」というものがある。
幼少期から常識という概念がどうしてもわからなかったノビ夫は、
周囲の大人に
「そんなの常識だ」と言われるたびに
「常識ってなに?」とたずねていたらしい。
でも、誰ひとりとして納得いく答えをくれない。
自身で考えて出した答えは

「常識というものは、地域や時代で違う」
「だから常識というものはないんだ」

ということだった。
すごいなノビ夫、諸行無常を自らの経験からひねり出してるぞ。
おしつける人や決めつける人は、自分の中の小さな常識を支えにして生きている。そう思うと少しかわいく思えませんか?――思えないか。
そこから何かを得られるとすれば、自身がそうならないよう、反面教師にするしかない。私もたまにこういう質問を受けてムキー!となっているので、自分は同じことをしないように気をつけよう。

感情にもパーソナルスペースがあること、
みんなが意識しあえるようになると素敵だね。

お読みいただきありがとうございました!
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