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靴下の穴を繕ってまだ使おうとする父ちゃん(夫)VS 新しいの出せや…と思う私

父ちゃん(夫)の通勤用靴下は安かろう悪かろうな品物なので
すぐに穴が開きます。
3足¥380の通勤用靴下を2割引きの時を狙ってGETし
ストックしてる私。
ある日、父ちゃん(夫)が
チェストの上に3つくらい靴下を置いていた。

こんな風に、な

私:「どうしたん?」

父ちゃん:「ちょっと穴が開いてん。
塞いだらまだ使えるレベルやから」

私は裁縫は苦手だ
中・高の家庭科の課題で裁縫が出ると得意な友人に頼んで
仕上げてもらう体たらくであった。

靴下の穴塞ぐなんて高度な裁縫技術、あたしにあるわけないやん。
ストックあるねんから、それ出せや。
穴あいてるやつ捨てたらええやん。

そう心の中でつぶやいたが、それは私のお顔に表れていたらしい。

父ちゃん(夫):「あんた、メッチャ嫌がってるやろ…
父ちゃんが縫うから置いといて」

朝早く出勤して夜遅く帰宅するIT業界で仕事してる父ちゃん。
数日間、靴下は放置されたままだった。
ま、父ちゃんも繕ってる余裕ないわな。

あたくし…チェストに置かれた靴下をポイしました
あ、晩御飯作り終えたあと、ガスコンロのガラストップの掃除に使って。

先日、出勤するのにスーツに着替えてた父ちゃん(夫)。
チェストの上から忽然と靴下たちが消えているのを見て

父ちゃん(夫):「あっ!

ハッ…気づきやがったか!

後ずさりながら父ちゃん(夫)から離れようとする私。

父ちゃん(夫):「あんた… ポイしたな?したやろ?」

目が合わせられず、あらぬ方向を見ながら小さく頷いた私。

父ちゃん:「もぉぉぉーっ、もったいないやん。
もったいないお化けが出るで」

ヘボい裁縫に時間を費やすならほかのことするわ。
合理的だと言ってくれ。

妖怪捨て捨て星人のお前なんかいらんわい!と
父ちゃん(夫)にポイされなくて良かった、
そうつくづく思う鈴扇すずおうぎ(私)であった。
     


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