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他者からフィードバックをもらえない場合

マシュマロ式では、挑戦し続ける力を伸ばすために他者からのフィードバックを獲得することを強く強く推奨しています。

しかし普通に活動しているだけじゃ全然フィードバックをもらえないという人もいるでしょうから、その場合の対処法を書いていきます。

合評会

まずおすすめなのは合評会(がっぴょうかい)です。これは複数人で作品を持ち寄り、感想を言い合うというものです。

基本的なやり方は以下です。

合評会のやり方

1. 各自が自分の作品を参加人数分印刷して集合
2. 取り上げる作品を一つ選び、参加者に配る
3. 各自読みながら色ペンで線を引き、良い点を書き込む
4. 全員が読み終わったら、順番に読み終わった感想を話す
5. 全員が話し終わったら、書き込み済みの作品を作者に返す
6. 全員の作品が終わるまで同じ流れを繰り返す

これだけなのですが、非常に効果があります。合評会を体験したことのない人は、ぜひ一度やってみることをおすすめします。

集めるメンバーは、同系統の作品を書く人なら誰でも構いません。ただし、人数が多すぎると時間がかかるので、2~10人の範囲がおすすめです。

可能なら信頼できる人だけを集めると、さらにいいでしょう。その状態で書き込むのを「良い点」に絞らず、「悪い点」だろうが「改善できそうな点」だろうが「ちょっとした校正」だろうがなんでもOKにすると、大きな成長に繋がるヒントをたくさんもらえます。「誤字脱字やわかりづらい文章を見つけたら必ず報告すること」というルールを追加すると、さらに効果は高まります。もし信頼できるだけじゃなく自分よりずっとレベルの高い人が参加しているなら、もう効果は絶大です。ただし、そういう人達を集められない場合や、初めてのメンバーでやる場合には、「良い点」だけに絞ることを強く推奨します。

オンライン合評会

合評会は基本的に対面で行うことですが、オンラインでも可能です。このご時世だと集まりづらいですし、まずはオンラインでやってみるものいいかもしれません。

定番パターンなども特にありませんので、各自で模索してもらうしかありません。ただ、多くの人がオンライン合評会をやりやすいよう、お手軽オンライン合評会としてTwitterでやる方法をマシュマロちゃんが考えてみました。

Twitter合評会のやり方

1. Twitter合評会用のグループDMを作成
2. 先着5人で合評会参加者を募り、参加者をグループDMに追加
3. 参加者は自分の短編作品のURLをグループDMに貼る
4. 全員が貼り終えたら、最初にURLを貼った人の作品をみんなで読む
5. 読み終わった人は良かった点のみグループDMに書き込む
6. 全員が書き込んだら、次にURLを貼った人の作品をみんなで読む
7. 全員の作品が終わるまで同じ流れを繰り返す

基本はこれで問題ないと思います。オンラインだと強制力が弱く、10人くらいの規模になると参加意欲の薄い人が発生してしまいがちです。なので自分を除く5人を程度がいいかと思います。また、参加者希望者が多い場合には断るのも大変なので、必ず「先着」と明示し、本当に参加してほしい人が6人目に現れたとしてもルールを厳守しましょう。

感想の内容は、たとえ「成長したいから悪い点も指摘してほしい」という人がいたとしても、「良かった点」のみに絞るのを推奨します。オンラインだと荒れやすいので特に注意したほうがいいです。

ただし、参加者全員が「成長したいから悪い点も指摘してほしい」と思っていて、率直な意見を言っても気を悪くする面倒な人がいないという確信があるなら、感想の制約はなくしましょう。こちらも「誤字脱字やわかりづらい文章を見つけたら必ず報告すること」というルールを足しましょう。この「わかりづらい文章」を指摘される経験はめちゃくちゃ成長に繋がりますから、可能なら追加すべきなのです。

ちなみにお手軽じゃないオンライン合評会も考えてみました。

お手軽じゃないオンライン合評会のやり方

1. Twitter合評会用のグループDMを作成
2. 5~10人の合評会参加者を募り、開催日程を決める
3. 参加者は自分の短編作品をPDF化し、ネットプリントに登録
4. ネットプリント番号をグループDMに貼る
5. 参加者は開催日までに全員の作品を印刷しておく
6. 開催日時が来たらzoomでビデオミーティングを開始
7. 最初にネットプリント番号を貼った人の作品をみんなで読む
8. 各自読みながら色ペンで線を引き、良い点を書き込む
9 .全員が読み終わったら、順番に読み終わった感想を話す
10. 全員が話し終わったら、次にネットプリント番号を貼った人の作品に移る
11. 全員の作品が終わるまで同じ流れを繰り返す
12. 各自書き込んだ原稿を作者に送る(郵送、スキャン、写真等)

実際の合評会をなるべくオンラインで模倣するものなので、全然お手軽じゃないですね。でもそのぶん、実際の合評会と同様の効果が得られると思います。

zoomのビデオミーティングじゃなくてもいいとは思いますが、音声通話だと10人近い参加者だと破綻する恐れがあります。音声通話なら3~5人に絞ったほうがいいでしょう。

また、原稿印刷しないで、通話のみで感想を言い合うのもおすすめしません。複数人での会話には流れというものがあり、個々の細かい気付きを拾い上げることができません。それならばTwitterに書き込むお手軽版のほうがいいかと思います。ただし、サシ合評会として一対一でやるなら、感想を話すのが一人ですし、作者が自由に掘り下げることができますので、効果的でしょう。「ちょいちょい通話する同志」みたいのが存在するなら、サシ合評会は多いにおすすめです。


感想屋さん

合評会は、ある程度の繋がりがないと難しいものです。それをカバーするため、↓の記事内で「褒めちぎり企画」を行ったり、マシュマロマガジンでも購読者にフィードバックする企画も不定期で行っています。

しかしながら、需要に供給が全然追いつきません!

そのため、依頼者に感想を伝える企画をより多くの人にやってほしいと呼びかけました。具体的にはマシュマロで感想依頼を募集して感想を書いていく、「マシュマロ感想屋」という活動です。

するとなんと、マシュマロ感想屋を始めてくれる人がちらほら現れました!

というわけで以下がマシュマロ感想屋さんの一覧です。もし「感想がほしいけどなかなかもらえない」「挑戦し続ける力がもっとほしいなぁ」なんて思っている人がいましたら、ぜひとも勇気を出して感想依頼を出してみてください。自分に合う感想屋さんに巡り会えれば、きっと挑戦し続ける力が爆増しますよ!

その他の情報はTwitterハッシュタグ #マシュマロ感想屋 をチェックしてみてください。

もしマシュマロ感想屋をやっているのにここに記載されていなかったり、情報が古いものを見つけましたら、↓から教えてください!


スキルマーケット

ココナラのようなスキルマーケットでも、小説へのフィードバックをもらうことが可能です。

しっかりとしたアドバイスがメインであり、基本的に高額です。そのため、自分に合った人を見つけるまではかなりの出費を覚悟したほうがいいでしょう。しかし「高くていいものを」という方向性ですから、自分に合った人さえ見つかれば、満足度は高いかもしれません。

ソナーズ

ソナーズはまだまだ発展途上であり、ユーザー数が多くありません。そのため閲覧数にはさほど期待できないでしょう。しかしながら読者の感想送信率は、他のサイトと比べると凄まじく高いと思われます。ですから一定数の閲覧数が得られる見込みがあるならば、ソナーズに投稿することで簡単にフィードバックが得られるでしょう。


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