無料コラム〜明日から使える!私がしているマッサージ、リラクゼーションのやり方〜
おはようございます🌞
470日目を担当する理学療法士のシミーです!
本日は無料コラムです!
テーマは、「明日から使える!私がしているマッサージ、リラクゼーションのやり方」です!
あくまでも私自身が臨床において活用している方法ですので、それを踏まえた上で読者の皆様のフィルターで捉えて解釈してください。
臨床において私たちセラピストは直接患者様に触ることが仕事の一つになります。触ることによって患者様の問題を解決し、より良い人生になるサポートをしていると私は思っています。
触ること一つでもそれが問題の解決になるように、そのような思考の繋がりを持っておくと、触ることの幅が広がります。
私自身が臨床においてマッサージやリラクゼーションで用いていることは、『深さ』を操ることです。
人体は体表面から深層にかけて何層にも渡って構成されています。
大腿部を輪切りにしてみても、筋肉が重なっていますし一つの筋肉も「厚み」があります。さらに筋肉と筋肉の間には薄い膜もあり、そういった構造が全身に見られます。
腹部に至っては、筋肉の下には腹膜がありその下には大腸や小腸といった消化器や膀胱などの泌尿器があります。もちろん最深部には人体の骨組みとなる「骨」があります。
マッサージなどで直接触れる部分は表皮になりますが、アプローチしたいのは必ずしも表皮ではないはずです。脂肪組織であったり、筋膜であったり、骨格筋であったりと直接触れることのできない部分の方が対象になることが多いはずです。
私はマッサージやリラクゼーションにおいて、どの組織にアプローチしていくのかを明確にした上で触れるようにしています。
もう少し組織を詳細に分類していくと、血管も対象にしています。血流を改善することがマッサージの目的であり、リラクゼーションでは副交感神経に切り替えるために収縮した血管を拡張するということを目的としています。
深さを使いこなすためには、触れる速度も考える必要があります。
「サッサッサ」と触れるような素早いタッチでは当然ながら深い部分までアプローチすることはできません。
「ジワー」と触れることで深い部分までアプローチが可能です。これは実践してみるとわかるのですが、非常に地味で、集中することも必要なため慣れるまでが大変です。
『深さ』を意識し始めた頃は、解剖学の教科書(ネッターやプロメテウス)や解剖学のアプリを確認しながら一つ一つ進めていくという地道な作業をしていました。
触ることは技術ですので、一朝一夕に上達することはありません。意識して、教科書などで確認しながら進めていくと徐々に感じ取れるようになってきます。これらの感覚は言語化しにくい部分で、文章では伝えきれないことなのですが、変化は感じられるようになります。
明日からの臨床では、患者様に触れる際に『深さ』を意識してみてください。何気なく触れている自分の手は何を感じとるためなのか、患者様にはどのような変化が起こっているのかを考えながら挑んでみてください!
マッサージと触診についての記事もありますので興味がある方は是非ご覧ください!
本日も最後までご覧いただきありがとうございます!
次回の更新は1月18日(木)になります!
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