見出し画像

疾患別で見ていく応用動作の見方〜運動失調の方向転換動作を考えるポイント〜

いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。

臨床BATON306日目を担当します脳外臨床研究会 応用歩行・動作に特化した橋本一平がお送り致します


今回お送りするブログは疾患別で見ていく応用動作の見方〜運動失調の方向転換動作を考えるポイント〜をお届けしていきます。


前回のブログでは疾患別で見ていく応用動作の見方〜予測的姿勢制御戦略から考える方向転換動作〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。

*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。


私自身、訪問リハビリで勤務していた時に、患者様や家人様に言われたことがあります。

私自身、病院での歩行練習を思い返してみると、担当患者様が自宅復帰する為の歩行練習をしているつもりでした、、、しかし、その歩行練習に問題がありました。

実施していた歩行練習というのは、広いリハビリ室内で直線的な歩行練習ばかりを行っていました。

では、ADLの中での歩行や動作というのは、


このADL歩行や動作を駆使して、自宅内での動作が行われています。無意識で行っているので、ほとんどの方があまり意識していないことが多い動作であり、意識するとADLの中での多さにびっくりすると思います。


その中で今回は疾患別で見ていく応用動作の見方〜運動失調の方向転換動作を考えるポイント〜についてブログを記載させて頂きます。



はじめに

自宅内での歩行動作において直線歩行と曲線歩行のどちらが多いと思いますか?普段の家での生活を思い浮かべてみて下さい。直線歩行よりも方向転換などの曲線的な動き動作の方が多く感じませんか?

実際に研究でもあるように、日常生活においては直線歩行よりも方向転換や曲線的な歩行の方が多いと言われています。
また、方向転換をUターンのイメージのみ持っていませんか?実際に方向を変えることも方向転換という表現を使用します。

私自身、経験が浅い時には、方向転換がうまくいかないと感じた時にUターンばかりに着目して方向を変えるという根本的な問題を捉えることができていませんでした。
Uターンはとても大事な動作ではありますが、それだけでは生活はできません。方向を変える動作を行うことが方向転換動作を獲得する上では重要であり、自宅に帰って生活する為には欠かすことができない動作になっています。

その中で今回は運動失調がある患者様の方向転換動作を獲得するための考え方をお伝えできればと思っていますので、是非読んでもらえると嬉しいです。


今回のブログ以外にも多くの応用動作や応用歩行が気になった方は #臨床BATON  応用動作もしくは#臨床BATON 応用歩行を見てくださいね。

いろんな動作について書かせてもらっていますので、是非覗いてみて下さい。

ここから先は

3,020字 / 4画像
この記事のみ ¥ 200
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?