見出し画像

寄稿エッセイ『あなたの夢は、何ですか?』

 国際結婚を機に韓国で暮らして丸4年。この間私は、海外で暮らす日本人(日本語を母国語とする方たち)が書いた文章に、たくさん触れてきました。

 ニンニクの匂いを拒絶するつわりで悩んでいた時、海外で妊娠・出産した人たちはどんなものを食べ、どんな風に過ごし、辛い時期を乗りきっていたのか? 子どもへの日本語教育はどんな風に行っているのか? 毎日の料理や、現地の人との交流、外国人パートナーや家族・親戚との関係、海外にいても自分らしく生きるためにどうしているのか、などなど。

 また、このコロナ禍で、日本に帰りづらくなってしまった海外在住の人たちが、どんな思いでどう過ごしているのか?みなさんが書いた文章にたくさん励まされ、ヒントをもらい、助けられてきました。

 今回ご縁があって『Stay Salty』というWEBマガジンにエッセイを書かせていただいたんですが、このWEBマガジンにも、日本を始め、海外で暮らす多くの方が寄稿されています。

コロナ蔓延の折り、人々の想いや生きてきた道を語る言葉たちで、悩み逡巡し停滞する人たちの力になればと、この「Stay Salty」は始まりました。(中略)

人が一生懸命に、想いを遂げようと模索し思案し戦い進んでゆく姿は美しいものです。多くは自分の強固な意志の力だけで突き進んできたわけではありません。人の生きる道というのは、関わるたくさんの人たちとの想いの交流から生まれる道でもあるのですね。その中で今を生きてきた人たちの言葉を聞きたいし、それを紹介してゆきたいと思うのです。そうやって生きてきた、そしてそうやってこれからも生きてゆく人の言葉はすべからく「祈り」に似た願いを内包していて。

それらはすべて
まばゆい力強さと
美しい強い意志と
未来に向けた願いに満ちた
善のエネルギーに溢れている、と感じるものですから。

                      『Stay Salty』COCEPTより

​ 私はこのWEBマガジンを立ち上げたアートディレクター、木ノ下努さんの想いに触れて、コロナ禍の今、私にもできることがあるかもしれないと思い、言葉を紡いでみました。

 私がなぜ半農半ライターと名乗り始めたのか? そのあたりのお話を中心に書いたエッセイ『あなたの夢は、何ですか?』。良ければぜひご覧ください。(下記のリンクをクリック→「VIEW PEOPLE」をクリックするとエッセイが読めます)


注)文中に「農家の嫁」という言葉が出てきますが、中学生の頃に書いた言葉をそのまま生かしました。今の私が書くなら「農家の家族」でしょうか。このエッセイは英訳版もあるので、そちらでは「farmer's wife」ではなく「farmer's family」、 「a member of a farmer's family」と表記しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?