自主トレ編【リズミカルな歩行】
理学療法士は歩容のメカニズムに焦点を当てて介入します。
また、意識をしないでリズミカルに歩くこともより高い目標を達成するためには必要となります。
本日は、昨日に続きリズムを使って、歩行機能の改善の為の自主トレを紹介致します。
片麻痺による歩行
脳卒中後の歩行は「四角いタイヤの自転車をこぐようなもの」で、予測的なリズムが欠落しています。
それに対して研究者は、歩行中に適切なリズムを取り戻せるような聴覚リズム信号と呼ばれるものをうまく活用して実験しています。
これを元に、下肢の機能回復の為には、歩行時の音に合わせてリズムを取ると、正常な歩容リズムの再構築をアシストしてくれます。
正常なリズムを取ることが上手くなれば、より姿勢は対称的に見え、スムーズに歩ける感覚が得られるようになります。
具体的な方法
聴覚信号とは、単純に時計の病身のような一定間隔の音を刻む「クリック音」も含まれます。
実験研究では、メトロノームが最も活用されています。
【方法】
❶ 自身の麻痺側下肢の振り出しに合わせたリズムを設定する
❷ そのリズムに合わせて歩行を行う
注意点
脳卒中患者の下肢のエクササイズにおいては、リズムをできるだけ活用して運動を適応させることは非常に回復を促進させます。
麻痺側と非麻痺側では筋力と協調性が異なる為、歩行時は出来る限り安定した一定のリズムに合わせる事が有効です。
安全面を配慮した環境で行いましょう。
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