【G検定】【ゆるく学ぼう】ゆとり社員なロボット【フレーム問題】
1.フレーム問題
第二次AIブーム(1980年〜1995年)が終息するきっかけの一つに
「フレーム問題」って人工知能の限界があった。
計算機科学者ジョン・マッカーシーさんが
「もう無理!ここが限界!」って提唱したよ。
フレーム問題(フレームもんだい、英: Frame problem)とは、人工知能における重要な難問の一つで、有限の情報処理能力しかないロボットには、現実に起こりうる問題全てに対処することができないことを示すものである。
引用:ウィキペディア
2.ゆとり野郎ってこと
ざっくりいうと、
ロボットさんは指示待ち人間。
融通きかない。
言われたことしかできない。
先生が「こうしてください。」って行動枠(フレーム)を決めてあげないと
何もできない。
(ちなみに私はゆとり世代。いえーい。)
3.クセ強めな部下(ロボット)と上司(人間)
フレーム問題の例として、哲学者ダニエル・デネットの
爆弾付きバッテリーの話が有名。
ざっくり話すと
上司がロボットに命令しました。
「洞窟内のバッテリー(時限爆弾付き)を持ってきて」
ロボット「バッテリー持って来きました(ドヤ」
爆弾も一緒に持ってきて爆発。
上司は考えました。
爆弾は置いて来るように命令しました。
「間に合いませんでした」
時間切れで爆発。
上司は考えました。
ロボットに、必要情報の資料を渡しました。
「もしかしたら…壁の色が変わるかもしれません…それってやばくないですか?」
ロボットは余計な心配事を始めて、洞窟にすら入りません。
上司は泣きました。
終わり。
4.最後に(まだ人にはなれない)
第三次AIブームのAI技術では
少なくとも中学卒業レベルの読解力はある。
(そのレベルの仕事は、どんどんAIに上位互換されるのかな)
でも、「経験を基にした予測」
つまり、人間にとっての「あたりまえの普通」は
ロボットさんはまだ苦手。
人間って頭いいなあ。
参考図書
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