michica

看護師。院内での看護だけでなく、予防医療やがん患者を中心とする全ての病気に関係する活動…

michica

看護師。院内での看護だけでなく、予防医療やがん患者を中心とする全ての病気に関係する活動をしていきたいと考えております。https://twitter.com/notte3z?s=09

最近の記事

  • 固定された記事

整形外科看護師、乳がん支援を考える

はじめまして、michicaと申します。 26歳の現役看護師で、現在は整形外科病棟にて勤務しております。 私は病気をしたこともなければ周囲に医療従事者がいないにも関わらず、幼少期からなぜか看護師になりたいと言っていたらしく、その信念のまま高校卒業後三年制の看護学校へ入学し、21歳の春、晴れて看護師になりました。 真面目な性格もあり実習成績は問題なく、国家試験もとても良い点数で合格しました。私が通っていたのは留年、退学者が非常に多い厳しい看護学校でした。メンタル面が弱かったため

    • 予防啓発活動を行うにおいて

      こんにちは! noteという場を借りまして、Twitterのプロフィールの追記のような内容になりますので、フォロー前にご一読頂けると幸いです。 軽い自己紹介を改めてさせて頂きます。 michica(27)現役看護師 6年目 現在は整形外科勤務で病棟看護師として奮闘しつつ、COVID-19への感染対策など学習すべきことに追われ日々床で死んだように眠る毎日を送っている、いわゆるバリキャリとは程遠い看護師をしています。 さてみなさん、看護師と聞くとどのようなことを行う人だと思

      • 生きるために治療するという意味

        家族の危機を、私は何も知らなかった 私が高校生の時、近親者が乳がんを患い、乳房温存切除術、放射線療法を経て現在ノルバデックスにてホルモン治療中、無事寛解期を迎えています。約9年ほど服薬を続けており、当たり前のように朝食後に1錠、毎日忘れずに飲み、がんと共に生きることが日常化してきています。 今でこそ周囲はがんであったことを忘れてしまうくらいに穏やかな日常を送っていますが、がんの告知から寛解を迎えるまでの期間は壮絶でした。 私は当時17歳。説明すれば十分理解できる年齢であり、加

        • 看護学生時代を駆け抜けて

          こんにちは!michicaです。 特別有益な情報を発信しているわけでもなく、つたない文章にも関わらず、読んで頂けて本当に嬉しいです。最初は何を書いても綺麗事に聞こえて、誰かを傷つけ心をすり減らしてしまったら…と思っていましたが、こうして読んでくださる方がいらっしゃることに気付くことができたので、始めて良かったなと思います。今日は看護学生から看護師になって、今を生きている私の志の話です。 「看護学生さんって、注射の練習するの?」 周囲の人によく聞かれましたが、実際学生の間は

        • 固定された記事

        整形外科看護師、乳がん支援を考える

          感染対策と看護倫理

          がんは世間の騒ぎを待ってくれない 健康な人でもがん細胞は毎日数千個で生まれ、そして私たち自身の免疫で死滅させているといわれています。その免疫の攻撃をすり抜け、生き残ったがん細胞が塊となっていく。そう考えると明日は我が身と身を引き締め、健康意識を高めていく必要があると感じます。心身共に健康であるためには必要以上に恐れる必要はないといえますが、少しでもそのような意識を持たれる方が増えるといいなと思っています。 メディアはされど友人や家族間の会話でもコロナウイルスの話題で持ちきりの

          感染対策と看護倫理

          依存症について知っておきたいこと

          依存症は身近な病気 アルコール、薬物、ニコチン、恋愛、ギャンブル、セックス、インターネット(SNS)、買い物。 依存症として何かを想像したとき、思い浮かぶのはこれらが代表的ではないでしょうか。SNSを頻繁に見ることと薬物や煙草を一緒にするのか?と思われるかもしれません。しかし厚生労働相のホームページには、依存症について「特定の何かに心を奪われ、やめたくてもやめられない状態になること」と記載されています。もちろん程度は違いますが、対象となる行為を繰り返すことで脳の状態が徐々に変

          依存症について知っておきたいこと

          長い夜を迎えないために

          がん患者さんは夜が怖い これは病名を告知された方も、術後の方も、再発を恐れる方も、余命宣告された方も、みんなそうだと思います。消えない不安、抱えきれない不安を抱き、夜になると孤独が増して、怖さを感じやすくなります。 総合病院では手術目的なら外科、化学療法目的なら内科、と科目に分かれて適切な病棟に入院しますが、主治医が必要性を感じた時は他科紹介が出来るので、がんの治療に来ている方に精神科医師が介入する姿も多く見られます。それほど、治療というのは心身ともに過酷なのです。 が

          長い夜を迎えないために