看護学生時代を駆け抜けて

こんにちは!michicaです。
特別有益な情報を発信しているわけでもなく、つたない文章にも関わらず、読んで頂けて本当に嬉しいです。最初は何を書いても綺麗事に聞こえて、誰かを傷つけ心をすり減らしてしまったら…と思っていましたが、こうして読んでくださる方がいらっしゃることに気付くことができたので、始めて良かったなと思います。今日は看護学生から看護師になって、今を生きている私の志の話です。

「看護学生さんって、注射の練習するの?」

周囲の人によく聞かれましたが、実際学生の間は無免許ですのでモデル人形を使って演習を行っています。時代によっては実習で患者さんの痰の吸引をしていた頃もあったようですが、患者さんの身体損傷リスクの問題もあり(無免許なので責任問題が生じる)私の在学中はそれも不可。では、学生時代、何をするか。看護師とはなんぞやを学び、臨地実習では働く看護師の仕事を見ながら一人の受け持ち患者さんにフォーカスして、患者さんにとって一番の問題を挙げ、必要な看護を考えます(看護問題・看護計画の立案)。そしてそれを実践し、学びを深めてきました。

例えば分かりやすい整形外科で挙げますと
★加齢に伴い膝が痛くて曲がらなくなってきたので、手術目的で入院する
★全身麻酔下で人工関節を挿入する手術をする
★術後、歩く練習をする
★退院、あるいは転院してリハビリテーションを継続する

このような流れで患者さんは治療されますが、全身麻酔はどんなリスクがあるのか、患者さんにどんなことが生じる可能性があるか、術後どれくらい歩けるのか、退院してからの生活で困りごとはないか?などを列挙して(看護問題)、状態に応じた観察をします。そして、どうすれば危険を回避し、患者さんの治療がスムーズに進むのか、必要な関わりを考えます(看護計画)。実習では基本的にこれらを記録として残し、実習指導者の看護師や学校教員に評価してもらいます。赤点は再実習、場合によっては留年も。
そして、座学では疾患や看護についてグループワークや講義で学ぶとともに、傾聴、共感、受容の姿勢を持ち、患者さんの個別性に応じた看護を実践しましょう!と学びました。
しかし実習中に看護師に相手にしてもらえなかったこと(学生にとっても癒しになる看護師もいれば、愛のある厳しい指導をしてくださる方もいますが、実際のところ冷たい人もかなり多い)、緊張感のある多忙な環境であることも知りました。覚悟はしていましたが急性期病院に舞い戻った今、リアルな現場ではなかなか理想を叶えることは難しいと感じています。学生を邪険に扱う看護師の気持ちも少し分かりました。
看護師がもっと患者さんと関われる環境を整えるためにスタッフ皆で業務改善にも励んでおりますが、人員不足や病院の役割・機能によって改善するには限界があります。理想が高く「患者さんに十分ケアが出来ない…」と悩んでしまう優しい人は看護師を辞めるという選択肢を持つ方もいます。看護したいという気持ちはあるのに、もったいないですよね。だから私はいつか病棟という枠から飛び出して、がんを患った方への支援をすることで現場の看護師をサポート出来るシステムが構築できればなと思います。

ぜひ、医療従事者の方や闘病中の方だけでなく、看護師を志す方にもnoteやTwitterと覗いて頂けると幸いです。
安定のため、お金のために目指している!働いている!という方も続けられているということは、きっと向いているということですので一緒に頑張りましょう!私はそういう割り切った考えを持ち、働いている方がプライベートを大切に出来る環境も作っていかなくてはならないと思います。実際疲弊しますので。患者さんへの支援活動の場が広がれば、結果的に看護師をサポート出来ることに繋がるのではないかと考えています。看護師は優しく、よく話を聞いてくれて、関わってくれる…そういうイメージを持たれている方がいらっしゃるかもしれませんが、実際急性期病院では傾聴するのが難しい場面も多くあります。話を聞いてくれない…業務的すぎる…という声、病院全体でたくさんいただいてます。
患者さんにとって最前の環境を作るお手伝いが出来る病棟の看護師ができること、そして物理的に難しいことなどを考え、経験することで今後に生かしていきたいと思います。

最後に、今回はTwitterのご紹介をさせてください

@notte3z https://twitter.com/notte3z?s=09

note毎日更新が目標でしたが私自身心療内科にかかっている身であり、体調が悪い日が続いてしまい呆気なく未達成となりました。Twitterは思ったことや感じたことをぽんと呟けるツールなので、ほとんど毎日更新しています。Twitterでは今話題のことから日常業務について呟くとともに、自分が将来携わりたいがんを患った方への支援活動の基盤として利用できればと考えております。
様々なところから声が聞けたらと思いますので、ぜひともよろしくお願い致します!

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