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私が大切にしている5人の友人〈2人目〉#131

友人紹介シリーズの2回目です✨

実名は出せないですが、わかる人からすれば、わかってしまうかもしれませんので、世代はランダムで紹介したいと思います。


今日は私の趣味の一つであり、生きがいでもある、アニメやライトノベルを教えてくれた?勧めてくれて、その面白さを共有できる唯一の友人を紹介します。


Y.Nくん

彼を一言で言うなれば

怠惰で臆病だが、誰よりも堅実なオタク

うーん。褒めるつもりも、けなすつもりもないけど、ディスりの方が強いか?(笑)

しかし、私の気がおけない友人に尊敬できない人はいない。それだけは抑えて欲しい。

誰しも短所と長所はあるが、

トータルで短所が勝ってていても、それを上回るくらい、私に与えてくれた影響と、私にとって何気に大きい存在であることに変わりはないのだから。


出会い

初めて会ったのは中学生の頃。

しかし、中学生のころの彼と私は、自分で言うのもなんだが、光と陰。

バスケ部で一年生から、背番号を貰っていた私と、運動能力こそ高かったが訳あって部活に来られず、メンバーから心ない対応をされていた彼。

私は同じ一年生だったにもかかわらず彼を最後まで支えてあげることができず、結局彼は不出と復帰と繰り返し、最終的には部を辞めてしまった。

バスケ部員の他のメンバーは、彼と話をする事はその後あまりなかったような気がするが、私はバスケ部を辞めた後の方が付き合いが多くなった。

それは彼がとても勉強熱心なやつだったからだ。


意外な偶然

大体の中学の同級生は、高校では別の道に進み、今ですら他の人たちがどこで何をしているのか、そもそもどんなやつがいたかすら、95%ほど覚えていない。

それは、高校でも大学でも社会人になっても同じ。

しかし、Nとは偶然高校が同じになった。

そして、中学から高校というステップアップに際して、知り合いがいるとは心強いもの。

高校の登校初日は同じ高校に受かった4人で登校した記憶が朧げながら残っている。(それも2.3日間のことのみのことだが)


実際に高校生になってからずっと一緒にいるかと言ったら、そうでもなくて、1週間に2.3回ほど一緒に帰るか帰らないか、といった程度だ、

中学よかは、結束は強まったものの、初めのうちは仲良しというところまで行かなかった。

それはなぜか?

勉強以外に彼と通ずる話がなかったからだ!


私の性格とNの趣味

私は高校時代まで、無趣味・情報弱者・非常識の三大汚点をこじらせたつまらない人間だったと今なら思う。

その心にあった目標は、

中途半端な完成度のガリ勉への道

中途半端というのは、勉強時間は誰よりもやるが、その勉強方法があっているかはついぞ、結果が出るまで気にしなかったということ。

やって、高校時代は色恋沙汰も関心がないわけではなかったが、私は皆から〈ガリ勉委員長〉のレッテルを貼られていたに違いない。(何を思ったかクラスの代表なんかをやったりもした)

っと、自分の話ばかりで申し訳ないです。


一方で、Nは

生粋のライトノベルオタク!!

もちろん、漫画もアニメも大好き!!

お小遣いのほとんどを大好きな本たちに注ぎ込む、その探究心というか、どハマり度合いは、今でも一言で言えるくらいに強烈で、しかしそれは仲が良かったから、知っているだけであって、校内でそれを知る者は恐らく多くなかったはず。

彼が授業中や通学路、暇さえあれば、ブックカバーをかけた何のタイトルかもわからない本をただひたすらに読んでいる姿を、横目で見る機会が多かった。

なぜ横目で…?かといわれると、

私には1ミリたりとも関係ないと思っていたし、興味もなかったし、勧められることはないことも無かったが、〈大学に受かる〉という強い思いもあり、趣味のほとんどが食わず嫌いで遠ざけることがほとんどだった。

そして、彼もそれほど熱心勧めてくることもないので、一緒に通学しているのに、読んでいる本はお互い別々で、ただ横にいるだけ、話が盛り上がることもなく、ただ一緒にいることが多かった。

私が読んでいたもの、それは敢えていう必要もないか(笑)


負けず嫌い

彼は、ほんの少しばかし裕福な家庭だったイメージがある。なぜなら、中学高校を通して、欠かさず塾に通っていたからだ。

なので、毎回定期テストや、学力模試の結果が出るたびに、点数を競いあったりしたものだ。

ちなみに、私は文系。彼は理系。科目に相違はあったものの、私はなぜか好きな科目が数学と化学ということもあって、彼と競い合うことが多かった。

今思えば、競うべき相手はもっと他にいたのに愚かな話しだが、ここまで印象深いと、懐かしく思えてくるものだ。


ちなみに、お互い目指していた大学は、

北海道大学。私は経済学部で彼は…総合理系だったか?定かではない。

高校までの彼との思い出は、勉強しかなかった。色恋沙汰も趣味も合わない。価値観や共通の友人が仲良いわけでも特にない。

受験勉強で一番切磋琢磨したのがNだったのである。


ときは卒業から丸1年半

Nと割と本格的に仲良くなったのは、私が大学2年生の半ばのこと。

高校時代にいろいろとこじらせていた私は、きっと、受験に失敗したことを機に〈大学デビュー〉とやらをしたのだと思う。

中学三年生から北海道大学の入学を志し、高校の3年間の大部分を勉強にあて、結局祈願は果たせず、滑り止めの併願校も落ち、残されたのは、滑り止めの滑り止めである公立校。

親も苦笑いしたほどに、私は四方八方そして、自分の内側からも失意のどん底にいた。


そして、私は勤勉さを捨てた。


大学は勉強よりも、楽しむことを優先させた。

髪は茶髪に染め、髪型を研究し、コンタクトをつけて、服装を整えて、いざ大学デビュー!

Twitterを始めて、オフ会やいろんなコミュニティに参加して行った。

押さえ込んでいた自分を270%開放するが如く、ガリ勉から〈イタいリア充モドキ〉に変わったのである。


いろんな挑戦をした。そして沢山失敗した。

私は大きな挑戦と失敗である失恋も経験した。


それによって、更なる挑戦をする事で、その悲しみを消化させたのたが、そのきっかけとなったのが、アニメだった。


久しぶりの再開

大学二年生の夏

私は帰省していた。

そして、Nに聞いた、オススメの本を教えて欲しい。と。

その時に教えてもらった王道ラノベ小説が

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世代の人でも、そうでなくても、知っている人は多いはず。

私をこの世界に送り出してくれた、代表作。

ソードアートオンラインだった!!

この作品は色んな意味で私に影響を与えていて、感慨深く感じると同時に、運命の出会いだった。

中学生の頃から知っておけば、と何回考えたことか。

人生を変えた一つの本と言って過言ではない。


この本をNは私に紹介してくれた。

そして、それ以来特に用事もないのに、アニメやラノベの話だけで盛り上がるので、頻度は多くなかったものの、いまでもLINEを送り合う仲となっている。


お互いプライドが高くてコミュ障をこじらせているので、そんなに深く話すこともないが、私が大好きなアニメやラノベをいつでも話せるのは、彼以外にいないだろう。


終わりに

自分の話が多くなって恐縮だが、アニメやラノベは、今となっては私の人生の一部と言っていいほど、大きな存在になっている。

私もNも、ここまでどハマりするとは夢にも思っていなかったと思うが、こんなに心を大きく揺さぶる趣味を教えてくれたNには感謝してもし尽くせないし、

現状、彼も私も今が一番大変な時期。


困ったときは助けてやりたいし、私が困ったときは、きっと助けてくれると信じている。


今日は

私の人生を変えたラノベオタクな友人の紹介でした✨


最後までお読み頂きありがとうございました。

(3323文字/執筆時間76分)


■追伸

いまだに不思議に思いますね。

彼のことを、今後関わることはないと思って切ったり、整理したりするタイミングはいくらでもあったし、明らかに趣味が合わないから、離れててもよかったのに、結局この歳になっても繋がりがあるのは、やはりフィーリングなのかもしれないですね。

丸2年くらいLINEしてなかったのに、急にラインしたり、来たりすることがある。

それで即リプできる。

そんな関係性が維持できる親友は

これからも大切にしたいと思った次第です✨


ではまた明日🍀


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