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作業疎外(自分がやっていることに意味が見出せない)

おはようございます。
作業療法士のナオキです。

今日は朝から少し嫌なテーマですが、今職場の後輩たちの多くが抱えている問題なので少し記しておきしたいなと思いました。

作業機能障害の一つの作業疎外。
障害と書くと健常者の人には「自分は関係ない」と思いがちですが、実はこれ誰にでも起こり得ます。
そして、今の時代の人たちは割と感じている方も多いのではないかなと思ってます。

作業疎外=自分が行っていることに意味が見出せない状態

例えば・・・。
・仕事が自分のやりたいことなのかわからずとりあえず過ごしている。
・日々日々時間に忙殺されるように動いているけどふとした瞬間に虚無感に襲われる
・なんとなく目標は立てたけど、それが本当に誰かのためになっているのかわからない
・意味や目的がわからない仕事を「とりあえずやって」と半強制的にやらされている
・とりあえず毎日仕事だから、電車に乗り、出社して時間が経てば家に帰ってきてという生活
・楽しみもなく漫然と学校に通っている
・自分が行っていることで成長が感じられない

誰にでも思い当たる節はあるのではないでしょうか。

 今職場の後輩たちもまさにこの状況で、作業療法の本質を理解するための場もなければ、指導してくれる人も少なくとりあえず単位を取ることを共有されている。
 結果とりあえず、組織としての予算には届くが、仕事に楽しさを見出せず雰囲気は良くない状態が続いている。


● まずは自分の仕事の意味を理解する


自分たちの仕事で言えば、まずは作業療法の本質を理解して自分のやっていることに意味を持つことが大切と感じています。

作業療法の本質はこうで、だからみんなが普段何気なく関わっている〇〇な働きかけも実は作業療法をしているんだよと伝えてあげること。
(実際、クライアントの1対1の場面以外にも外部と連絡調整したりクライアントのために色々と考えたりしている時間が長いため臨床業務以外にも作業療法している時間が多くある。)

そして「なんだ、自分も意外とやってるじゃん」と今の自分を受け入れて肯定してあげること。
全てはそこから始まると考えています。

作業療法を理解して、実はやれていることもあることに気が付くこと。
そして自分自身に自信を持ち、「もっとこうなりたい」という気持ちが芽生えてくれば作業疎外は抜け出せると思います。

 これはどの仕事も似ているかなと思う部分で、やはり目の前の仕事の本質を理解して自分がそれをやることで何につながっているか。
 そこを感じ取るだけでも大きな意味を持つのではないかと思います。

 なので指導者としては、自身の仕事への価値を理解して、わかりやすく言語化する。そして自分自身もそれを体現し、楽しく働くこと。
 そういったことが求められているなと感じます。そして、立場が上がれば上がるほど、現場の声に耳を傾け距離感を離さないこと。

そういった配慮や関わりが大事なのかなと思います。

それでは今日も最高の1日にしましょう!!🔥

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