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目的意識

最近、チームのリーダー会で、現状の問題点を整理する時間があった。
その中で作業療法部門の問題点としては、後輩に十分に関わることができていなかったという、管理側の問題が挙げられた。

 自分たちはコロナ禍前の時代を経験しており、実技的な勉強会にも参加してきたし、職場でも業務後に勉強会が開催されて参加するなどといった行動が積極的に取られていた。
 しかし、今の後輩たちはそうした時代を経験したわけではなく、突然臨床の世界に放り込まれている。

なぜ自分から勉強しないのだろう?
今の時代には、ネットもあり、オンラインでの勉強会も増えている。
実際に現地に行かなくても学べるものがたくさんある。
SNSやYouTubeだって有益なものはあるし、本も多く出ている。
それなのになぜ勉強しないの?
情報を取ろうとしないの??

そんな感覚がリーダーや管理者側の感覚としてありました。

しかし、もっと大切なことがあったような気がします。
自分だちが過ごしていた時代は、勉強会が開催されることもそうですがその前に「もっといい臨床がしたい」「こんなセラピストになりたい」といった目標や目的を持っている人が多かった。

しかし今の後輩たちにはそれが表面化されてこない。
潜在的には何か感じているのだと思うけど、、、。

だから手段ばかり増えても、手をつけない。
目的がそもそもふわふわしているから。
現場での困り感はあるけど、その解決手段はたくさんあるけど、情報の取り方もわからないし、根本的にもっと成長したいという目的意識が見出されていないのではないか。

そんなことを感じました。

とすると自分たちにできることは、まず現場での困り感を解消するための施策を実行すること。
 その上で、作業療法が楽しいという感覚を養ってもらうこと。
 そうした時に、もっとこうなりたいとか、こんな作業療法士になりたいとかいったものが出てくるかもしれない。

 改めて目的を持つことの意味や重要性を感じたし、後輩たちにもそれを理解してもらえるように関わっていきたい。そしてそのためには、経験をしてきた自分たちから距離感を縮めていく必要があるし、積極的に関わっていく必要があるなと感じました。

少しでも良い方向にチームが進むように関わっていきたいと改めて思いを強くしました。


それでは今日も最高の1日にしましょう!🔥


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