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今日はこちら。

渡邉修先生著の高次脳機能障害と家族のケアー現代社会を蝕む難病の全てー

です。

東京慈恵会医科大学教授をされている渡邉修先生の本になります。
先生は、高次脳機能障害に関して家族のケアに対して精欲的に取り組まれている方です。

疾患に関してはもちろんのこと、障害福祉サービスや保険などについても知識が豊富で家族への経済的な面の支援も含めて、トータル的な支援を行っています。

そんな先生が書かれた、「高次脳機能障害と家族のケア」

以下のような内容が書かれています。

始めにの中で、

秋田県立脳血管研究センター疫学研究部部長・鈴木一夫氏は、現在、全国に脳卒中(脳血管障害)という脳の病気を患いながら生活している人は、250万人以上いると報告していらっしゃいます。

と、述べられています。

この中で、「言葉が話せない」・「物の名前が出てこない」・「人の言葉が理ないできない」といった失語症という症状が今ものこってりいる人が20万人以上もいるようです。

高次脳機能は症状も様々ですが、失語症のみをとってもこれだけいるのですから、高次脳機能障害全体で考えたらかなりの数になることが容易に想像できます。

そんな決して人ごとではない、高次脳機能障害について
①そもそも高次脳機能障害って??
②多様な症状を理解する
③入院中に家族に何ができるか
④家族一丸となって取り組むリハビリテーション
⑤地域で生活する
といった内容でまとめられています。

脳血管疾患になると、本人だけでなく家族の不安も相当なものがあります。

そんな家族の不安を少しでも解消できればと思い私も読んでいます。

病院で働いていると、30歳でも40歳でも発症している脳血管疾患。

決して人ごとではないです。

家族や、親族が脳血管疾患になる可能性も十分にあります。

すでに家族が発症されてしまっている方もいるかもしれません。

そんな方には何かの手助けになるかもしれません。
是非一度手にとって、読んでみて頂きたい一冊です。









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