認知行動療法 2回目
今日の授業では、依存症状や犯罪などを元に、認知行動療法について考える時間でした。
メモ程度ですが、授業で印象に残ったことをまとめておきます。
○【心理療法とエビデンス】
数値では笑わせないものを重視してきたが、近年はアメリカを中心に、科学者実践者モデルが重要視されてきた。
作業療法の分野も、なかなか数値で表しにくい部分もありますが、全国作業療法学会を見ても、何らかの研究をされているセラピストが増えていることがわかります。OTでも少しずつ数値で結果を示すことの重要性が広がりつつあります。
再犯するかしないか、これも数値化。
効果をしっかりと見ていく必要がある。
○<実践する科学者として>
心理学を学ぶ者が、実践のみではなく、科学者としての視点ももち、常に研鑽を積む必要性についても話されていました。
大事なことは以下の3つのようです。
・最新のエビデンスに触れ続ける
・仮説の検証可能性を重視する
・できれば研究活動に関わり続ける
○【依存症と認知行動療法】
ここに関しては、実際の診察場面の動画でしたが、以下の重要性が述べられていました。
スポンサー:自分の体験を交えながら回復のプログラムを手助けしてくれる人
自助グループ:同じ悩みを抱えた人が当事者同士の自発的な繋がりで結びついた集団
施設:プログラムを提供して、依存症からの回復と、社会復帰を支援する。
印象的だったのが、ギャンブル依存の方がお守りとして、「自分の希望や将来の姿を描いたメモを財布に入れていることでした。
これは病院にいる患者さんだけでなく、私たち健常な方達にも有効な者であると感じた。
診察では、我慢できた時と、してしまった日で何が違うのか。
そのあたりの話を詳しく聞いていた。そこにトリガーが眠っているかもしれないし、何か代わりになる行動が見つかるきっかけになるかもしれないとのことだった。
行動は医療なのか?公認心理士の活躍が広がる方が良いのでは?薬物両方以外の方法も大事。
患者様が勇気を振り絞ってきてくれた時に何ができるのかが大切?
選好逆転・日記(行動記録)
↓
遅延価値割引
人間は将来的な価値にはなかなか意識を向けづらい。
例:学校の宿題は夏休み前→ちゃんとやらなきゃ
夏休み以降→目先の楽しみに負けて先延ばしに。
そのために、
①「引き金」を遠ざける
② 予兆への感度を高め、対処方法を揃えておく
③ 衝動に突き動かされる行動の選択にコスト(負担)が伴うようにしておく
ことが大切。
自分の今の臨床の中でも、気づけば認知行動療法的な関わりをしていることも思い浮かんだ。
今回の勉強を通して、それを意識的にそしてわかりやすく対象者に落とし込めるようにしていきたい。
それではわかりづらいかもしれませんが今日はこの辺で!!
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