見出し画像

ブランドとして価値を創り続けるということ


買ってよかった、と購買者のレビューで行ってもらうのが何より嬉しい。
売上の伸びよりも、市場拡大よりも、プレスで取り上げられることよりも、もっと、もっと、嬉しい、そう言うとウソに聞こえるだろうか。

「スクーンカップ 」というフェムテック製品をエンジニアリング開発し、今では世界36か国で使われている、と時には胸はっていうけれど、本当は、消費者がどう感じてくれているかに比べると、どれもたいしたことではないのだ、と常に心がけるようにしている。

ブランディングは時として、ブランドオーナーの自己満足の賜物のようになる。手塩にかけた子供を愛するように扱うのはよいけれど、時としてのめり込んで、他の世界が見えなくなってしまう

業績を伸ばすことは中毒になる。プレスカバーは麻薬のように心地よい。

けれどもそれらは、ベクトルが、自分から外へむいている。自分が、わたしが、我が社が、うちのブランドが、外へ、外へ。もっと、もっと。

反対に、その商品を使ってくれるお客さんの気持ちは、外から内へのベクトルだ。そこを見誤ると、頭でっかちの使い物にならないものになってしまう。

こんな時、明石家さんまさんの言った言葉が思い起こされる。「人を喜ばせてナンボやから」。

まったくだ。

「買ってよかった」その言葉をかみしめて、ブランドはいつもその姿勢をたださねばばならない。創る者。そして使う者の、バランスのよい関係に謙虚に頭を下げて、創り続けることが、ブランドにとって最も重要なことだから。


================================

スクーンカップ  月経カップ
www.sckooncup.jp


========================
以下の4冊を先月出版。
応援していただけると嬉しいです。

Kindle読み放題サブスクされてる方は無料




#買ってよかったもの

この記事が参加している募集

買ってよかったもの

サポートは株式会社スクーンジャパンおよび米国スクーン社が乳がんのNPO団体(LBBC)に寄付する資金に利用させていただきます。